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TOTO株式会社 コミュニケーション推進部 佐藤 仁美さんvol.2 GT-Rでドライブ

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2010年8月27日

車好きの友人が GT-Rを増車しました。
そうです。2007年に世に送り出された日本のスーパーカー
です。デビュー当時、ニュルンブルクリンクで7分30秒台を
出し、2009年には7分26秒台を出して車業界の注目の的
となったあの車です。
          
2-001.jpg
          
これまでお披露目のパーティーで、シートのすわり心地や
エンジン音だけは体験していましたが、肝心の走るGT-R
に乗ったことがありません。「一度助手席に乗せたい」
(“助手席”にというところがミソです。運転席に、という
オファーはもらえません・笑)という申し出を断る理由は
なにもなく、ドライブに連れていってもらうことになりました。
          
        
友人はGT-Rの性能を私に見せることを目的としていますから
その運転に遠慮はありません。発進から一気に加速。ゆるく
座っていた我が身が想像以上の力でシートに押しつけられる
ターボエンジンの威力に驚いて、気を引き締めてシートポジシ
ョンを変更しました。6速キープのまま侵入した高速連続カー
ブでの体感速度と実際速度のずれは、4輪駆動の前輪と後輪
への力の移動のぶれのなさを表しています。
             
2-002.jpg
             
友人に催促して上がってもらったワインディングロード
では、右に左にと車体にかかる力にすばやく反応して
4輪全体で蹴り出すようにバランスをとっていく安定性
に驚かされました。Rのきついカーブでも、カーブを抜け
て態勢を整えるのと加速するまでの荷重移動のつなぎ
は実になめらか。
しかも上りであろうと下りであろうと、ほとんど3速と4速
で1.8tの重い車体が軽々と前に進んでいきます。
もちろん友人は足回りのセッティングを自分のドライビン
グスタイルにあわせて調節しています。安定性がさらに
増強されているにしても、もともとの設計が“スポーツス
タビリティ”ですから、多少無理な曲がり方をしても滑る
兆候すらなく、乗っていて余計な心理的ストレスがかか
ることはまったくありません。
            
すごい車だ、といううわさは聞いていましたが、実のところ
“ちょっとパワフルなスポーツカー”としか思っていなかった
のでこれには本当にびっくり!GT-Rという車が、これまで
にない高度な性能を求めて妥協なく作りこまれたテクノロ
ジーの結集であることを実感しました。
            
2-007.jpg
            
関係者や専門家にしかわからないような微細なことで
あっても、重箱の隅をつつくように追究し、妥協なく取り
組むことを、開発者自らが求める姿勢とその結果が積み
上げられて実現するパフォーマンス。これぞ日本の技術
開発だと私は思います。真摯な開発者の“ものをつくる
情熱”は、どのような製品にもこめられていると思います。
           
GT-Rは車ですし、ものづくりのコンセプトをまったく異に
していますが、TOTOでも同じような開発者の日々の闘い
が、思いもよらない製品を実現しています。
           
ところで、みなさまは、シャワーに爽快さと刺激を求める
パワーシャワー派ですか?それとも、癒しとくつろぎを求
めるマイルドシャワー派でしょうか?
           
この春、Samui島に休暇に出かけました。
前号でお話に出しました、明確なサステナビリティ・ポリ
シーを持ったSix Senses Resorts & Spasのひとつ、
Six Senses Hideawayで過ごしたプール付のVilla Suite
のバスルームには、半屋外のデッキがありました。
             
2-004.jpg
           
デッキにはシャワーがふたつ。
ひとつはパワーシャワー、もうひとつは蓮の実のような
レトロなシャワーヘッドから滴るマイルドなシャワーが
つけられていました。その時の気分によってシャワー
を選ぶことができる。ただそれだけなのですが、とても
気持ちが豊かになります。
            
この気持ちの贅沢が気に入ってしまい、朝目覚めたからと
シャワーを浴び、ビーチからあがったからとシャワーを浴び
プールに入ったからとまたシャワーを浴び、ディナーに行く
からとシャワーを浴びる、という感じで、いろいろな時間に
デッキに出ていたのですが、休暇のリラックスした気分の
なかで浴びるには、やさしく降り注ぐ通り雨のようなマイル
ドなシャワーがぴったりでした。
              
TOTOの新しいシャワーは、このマイルド系シャワーです。
              
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エアインシャワーという名前のこのシャワーから降り注ぐ
のは空気を含んだ滴です。肌触りもマイルドで、まるで
水の粒に包み込まれるような浴び心地をお楽しみいた
だけます。浴び心地というあいまいな感性を解析し数値化
してこのシャワーが生まれた開発のストーリーは、TOTO
の環境ポータルサイトGreen Channel内のGreen Story
に掲載しております。
              
2-006.jpg
            
                 
空気を含んだ分、水量も少なくて済みますから、こちらも
前号で少しだけお話した4.8リットルの超節水型トイレシリ
ーズ
と同じく、知らぬ間に環境配慮ができてしまうエコロジ
カルな製品なのです。ですが、水量が少ないからといっ
てひょろひょろしたシャワーではないのでご安心ください。
            
ドライブの話がシャワーの話になってしまいました(笑)。
お伝えしたかったのは、レベルの差こそあれ、いずれ
劣らぬものづくりへの情熱のことです。コンセプトを設定
してそれに向けて追究の手を緩めない。海外で、geekと
呼ばれるらしい、いわば技術フェチの源泉が開発者スピ
リットの土台にあることこそ、日本の職人技なのでしょう。
         
GT-Rのような自国を誇りに思える製品が、世界市場で
輝くことがとても嬉しく思えます。
        
*ご参考
エアインシャワー/TOTO New Material ベーシックプラスシリーズ
エアインシャワー プレスリリース
        
 
          
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vol.1 海のこと、水のこと、エコロジーのこと
TOTO株式会社 佐藤仁美さん プロフィール


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