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重慶飯店 李 楊秀瑛さん vol.3 嫁入り籠について

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2010年10月19日

vol.3.jpg

中国の骨董家具を見に出かけると、よくみかける
チャイニーズアンティーク籠。
これ、何のために使うものかご存知ですか?
        
私も知らなく、一つで購入していたのですが
これは一対(二つ)で持つものなのです。
        
その由来は嫁入り道具のひとつだったのです。
          
嫁いでいく娘のために母親の手料理をいれる
ものなのです。
一つは娘に。もう一つは婿にと。
しばらく実家の手料理が食べられなくなるため
母親がもたせるための籠だったのです。
          
籠の形は丸いのが一般的ですが、柄、素材も
いろいろ。でもそのなかでも共通している点は
子孫繁栄、家内安全、万事如意など一家の
平安を願うものばかりなのです。
縁起のいい花、言葉、絵柄がかかれているの
です。
        
もし機会があれば注意してみてください。
とてもおもしろい発見をすることでしょう。
         
余談になりますが、中国のその当時の婚礼は
3日3晩続き、花嫁は相手がどういう顔なのか
も知らなく、花嫁衣裳を着て、顔に赤い布をつけ
籠にのって相手の家に嫁いで行く。
そして、寝室で花婿が来るのを待ち、布をとっ
てもらいそこではじめて相手と出会うのです。
本当にミステリーというか、今では考えられない
風習ですよね。
           
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vol.1 中秋節について
vol.2 上海蟹について
李 楊秀瑛さんプロフィール


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