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アーネストコラム「洒洒落落」ネコ・パブリシング 編集長 平井 大介さん

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2011年10月11日

フランクフルトでのスーパーカーたち:ポルシェ編

前回のフェラーリに続く「フランクフルト・ショー」レポートの第2弾。今回はフェラーリ永遠のライバル、ポルシェをピックアップします。

フランクフルトは地元ドイツ勢にとって、最も力が入るモーターショーでして、ポルシェもその例外ではありません。今回は7世代目となるコードネーム991、新型ポルシェ911を発表いたしました。ショーの主役の1台と言っても差し支えないでしょう。

発表前からの話題は、先代911(コードネーム997)からどれだけサイズアップするか。コンパクトなスーパーカーである911が、サイズアップすることに我慢がならないクルマ好きは少なくないようで、「だったら997が最高の911になる」という997最終モデル賞賛派から、「全幅がこれ以上広くなると立体駐車場に入らない」という現実派まで、話題騒然でした。

そして答えは……何とグレーゾーン。確かに全長は56mm、ホイールベースは100mm伸び、全高は7mm低くなり、フロントトレッドも拡大と資料には書いてありますが、肝心の全幅は「約1.8m」と曖昧な表現。そう、あのしっかり者のドイツ人がです(笑)。おそらく幅が広くなったのは事実。でも最初に数値を発表すると、そこばかりが強調されると警戒しての展開かと思われます。

しかし新型911にとって、それは「重箱の隅」的な指摘。実車は伸びやかでグラマラスで、実にスタイリッシュ。個人的には964シリーズ(3世代目)のボディラインが、力感があって一番好きなのですが、991はそれ以上の雰囲気かもしれません!

また「我々は人々の感情を呼び起こす完璧な量産スポーツカーを、さらに改良し、ベストなものを造ることができました」と社長さんは明言。つまりは「全幅だ何だとつべこべ言わず、とにかく乗ってみなさい! 乗ればわかります!!」という、自信たっぷりの作品なのです。そして乗って黙らされるのは我々プレスの常。ポルシェに乗るとそのクオリティにいつも驚き、そして感心するのです……。この新型911も、「間違いない」仕上がりになっていることでしょう。

次回はもうひとつのフェラーリのライバル、ランボルギーニをピックアップします。なお最新号となるフェラーリ専門誌「スクーデリア95号」が、11日に発売となりました。911の話はもちろん入っていませんが(笑)、前回クローズアップした458スパイダーの話題をたっぷりと収録。表紙はその走行シーンが目印です。お近くの書店さんか、下記通販サイトよりお求め下さい。


http://shopping.hobidas.com/shop/hobidas-syoten/item/97961111.html

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こちらが新型ポルシェ911。撮影車はオプション装着車です。


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リヤのダックテールはオプション。20インチホイールが装着可能です。


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写真はデュアルクラッチのPDKですが、マニュアルは何と7速に進化!


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エンジンフードはこのように開きます。エンジンはほとんど見えません。

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ポルシェは今回、新型911以外に3台の新型車と1台のコンセプトモデルを公開。こちらは「ボクスターE」と呼ばれる電気自動車です。


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こちらは1900年に発表された「ローナー・ポルシェ」と呼ばれる、ハイブリッドのプロトタイプ。そんな昔から造っていたとは、ポルシェは本当にスゴイ会社です。


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