各分野でご活躍の方々がそれぞれの視点で自由にテーマを設定し、執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。12人目は、弊社のお客様としてご縁が繋がりました長渕剛様の奥様、長渕悦子様のご登場です。
プロフィールご紹介...
ジャパン・アクション・クラブ (JAC) 出身のアクション派女優・志穂美悦子として、数多くの映画やTVにて活躍後、結婚を機に引退。以来芸能活動は行っていなかったが、2011年11月に長渕剛様が経営するカフェ『ROCK ON』の東日本大震災復興特別企画として、自身のライフワークであるフラワーアートをまとめた写真集書籍『Flower Arrangement INSPIRE 〜いちかばちか〜』を自費出版で発売。売上げの全てを寄付するチャリティーブックの存在が話題となる。また2012年3月15日(木)にはこれまでの活動の軌跡を追ったTV番組・NHKBSプレミアム「美の壷」の放送も予定されるなど、フラワーアートの分野で更なる世界の広がりが期待される。
長渕悦子様のツイッターはこちら。
http://twitter.com/#!/cleopatraetsuko
書籍の撮影および番組の収録時には、アーネスト駒沢空間ショウルームも撮影場所としてご協力させていただきました。
少しだけ、ご紹介させていただきます。
「Flower Arrangement INSPIRE 〜いちかばちか〜」より。
◎長渕様がご出演されるNHKBSプレミアム「美の壷」は、3月15日(木)19:30〜放送です。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/
人間、そして自然の持つ「ちから」を、被災地支援を通じてたくさん感じてきたという長渕様。
震災から約一年、これまでに行ってきた東日本大震災復興支援活動、またチベット難民キャンプ支援活動についてのお話を中心に、長渕様の温かな想いに触れることのできる新連載、ぜひお楽しみに。
◆ROCK ON ウェブサイト
http://www.nagabuchi.or.jp/new_contents/rockon/
>>アーネストアーキテクツのWEBサイトは
以下をクリックしてご覧ください。
アーネストの作品が動画でもお楽しみいただけると好評の
DVDシリーズの新作が完成いたしました。
その名も
「Works3 Actualize Houses 形なき想いを具現する住宅」
お施主様の夢をともにふくらませ、形にしていくことを何よりも大切にしている弊社の作品は、どれをとっても世界にひとつだけの住まいです。
今回掲載されている作品の数々も、住まう人のストーリーを感じられる、また感動や発見をもたらしてくれる、見ごたえのある内容となっています。
ご希望の方は、下記のメールアドレスまたはウェブサイトよりお問い合わせ下さいませ。
また、2012年3月1日(木)に弊社のウェブサイトがリニューアルオープンいたします。
数々の作品事例がより美しく、見やすくなることはもちろん、
i pad、i phoneなどのタブレット端末やスマートフォンでも
快適にご覧いただけるようになります。
現在、オープンに向けて最終調整を行っております。
こだわりは大切に、時代に沿った良いものを柔軟に取り入れていく。
弊社の住宅にも共通する思いを大切に、様々な挑戦を行っていきます。
今後のアーネストの活動に、ぜひご期待ください。
《お問い合わせ》
アーネストアソシエイツ
earnest@earnest.co.jp
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【Vol.4 ザ・コノート
http://www.the-connaught.co.uk/】
昨年取材で訪れたイギリスのホテルの話も、今回が最終回。今までは、カントリーハウスホテルを中心に書いてきましたが、今回はロンドンのホテル「ザ・コノート」です。
「ザ・コノート」は、ロンドンのメイフェアにある、1917年創業の5ツ星ホテルです。こじんまりとした佇まいは、いわば都会の「マナーハウス」。ホテルというより、「邸宅」という言葉がふさわしいでしょう。
数年前、訪れた時は、重厚でクラシックなインテリアに圧倒されましたが、その後、大がかりな改修やインテリアのリファブリッシュが行われ、シックな雰囲気は残しながらも、コンテンポラリーで洗練された空間になりました。リファブリッシュに当たっては、幾人ものインテリア・デザイナーやガーデン・デザイナーを起用して、さまざまなテイストの空間をつくり上げています。
私が今回、宿泊した部屋は、新しくなったモダンなインテリアの一角。ベッドルームとリビングが廊下とバスルームを挟んでつながった部屋でした。家具、アート、器に至るまで、完璧にコーディネイトされた部屋は、ホテルという概念を超えています。
このホテルはまた、レストランが素敵なのです。エントランスを入って左に、アールの窓に沿った形でテーブルの並ぶダイニングルームがあるのですが、ここでイギリスの朝食をゆったりと新聞を読みながら頂くのは、ほんとうに心地よい贅沢な時間です。
こうしたインテリアもさることながら、それ以上なのは、柔らかく気配りがきき、常に変わらぬ笑顔で接してくれるスタッフの存在。それがコノートの最大の魅力といえるでしょう。
ホテルの価値を測るには、設備やインテリアといったハード面も大切ですが、結局は「人」なのではないかと思います。今まで多くのホテルを取材してきて、印象に残っているのはそうした素晴らしいスタッフがいたホテルばかり。本当の意味での「ラグジュアリーホテル」とは、その両方のバランスがとれたところをいうのではないでしょうか?
「ロンドンに飽きた者は、人生に飽きた者だ」という言葉があるほど、今もロンドンは尽きせぬ魅力のある場所です。私はロンドンに行くと、いつも早起きになります。早朝、ハイドパークを散歩し、朝食を楽しみます。そしてアンティーク・マーケットへ。昼間は国立の美術館・博物館(すべて入場無料。寄付金のみ)を回り、夜はバレエやミュージカルを観に行くーーというのが、お気に入りのコース。今の季節でも楽しめるコースです。
エアはヴァージンアトランティック航空を使っています。今、ヴァージンでは冬のバーゲンフェアを実施中。エコノミーだけでなく、プレミアムやアッパークラスもうれしい価格です。
http://www.virginatlantic.co.jp/
4週続けてお送りしてきた、「イギリスのホテル」はいかがでしたか?
モダンリビングのブログ「ML日誌」でも、こちらで紹介しきれなかったイギリスのホテルの写真や話題をアップしています。
ML日誌 http://mdnlvng.exblog.jp/
2月7日発売のモダンリビング「豪邸特集号」では、日本の現代の豪邸をたっぷりお届けしています。そして、この「ザ・コノート」を含め、ラクジュアリーホテルの特集も。ぜひモダンリビング本誌もご覧くださいね。
私が泊まった部屋のリビング。
シックでコンテンポラリーな家具。アートも素敵。
こちらはベッドルーム。モノトーンでシンプル。
リビングとは廊下をはさんでつながっています。
大理石のバスルーム。シャワーブースとバススタブが両端に、
センターにこの洗面が配されています。
部屋でお茶を頼んだら、こんなセッティングで持ってきてくれました。
小さなカップケーキ付き。
コーナーによって廊下のインテリアにも違いが。
壁にはモノクロ写真が飾られています。
エントランスからモダンな客室へ向かう廊下の入り口。
突き当たりには坪庭が。
まるでモダンアートのようなガーデン・デザイン。
赤煉瓦の壁との調和が新鮮。
朝食は、このダイニングで。
アールを描く窓に沿っておかれたテーブル。
窓の外にはマーガレットの花壇。
銀のカトラリーと白いリネンが清々しいテーブル。
フルーツサラダとオレンジジュースもたっぷり。
ヘルシーセットというのがあったので頼んでみました。
三段重ねは、上の段からドライフルーツとトマトジュース、
ヨーグルト、ポリッジ。
テーブルの上の花のアレンジにも、センスが感じられます。
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【Vol.3 ロード・オブ・ザ・マナー
http://www.lordsofthemanor.com/】
イギリス、コッツウォルド。ロンドンからクルマで2時間。ここには、100年前と変わらない景色が残っています。どこまでいっても、なだらかな丘陵が続き、羊が途切れることはありません。そんな中に、「マナーハウスホテル」と呼ばれるカントリーホテルがたくさん存在しています。
「マナーハウス」とは領主の館のこと。その地域を治めていた人たちの屋敷を、ホテルに改修したものです。たいていの場合、屋敷だけでなく、広大な敷地も含まれます。そうした「マナーハウス」の典型とも言えるのが「ロード・オブ・ザ・マナー」です。
最近では、こうした「マナーハウスホテル」も内装を一気にモダンに変えてしまう場合が多いのですが、マナーハウスの古き良き面影が懐かしいと思うこともしばしばです。そんな中で、この「ロード・オブ・ザ・マナー」は、リファブリッシュしつつも、ゆったりとした時間の流れを失わずにいます。花柄の壁紙やチンツのカーテン、フォーポスターベッドや大きな鏡、出窓のウィンドウシートなども、ここでは健在。床は少し傾き、階段は急で、廊下も細いのですが、そうした空間そのものが、屋敷の面影を伝えているのです。
とはいえ、すべてはきちんと手が入れられていて、清潔快適。ゆったりとしたおおらかなサービスや、なんといってもこうしたホテルには欠かせない年期の入ったスタッフの笑顔も健在です。一方、料理は、インテリアとは対照的にしっかりモダン・ブリテッシュ。器や盛りつけも新鮮です。しかし、ここでも変わらないのは、時間の流れ方。食事には、たっぷり3時間以上かかります。
そもそもマナーハウスの周りには、夜、外出するような場所はありません。せいぜい、村のパブくらい。ですから、夜の予定は食事だけ。
まず、ソファの置かれたラウンジで、ドリンクとアペリティフを頂きながらメニューを決めるところから始まります。これにたっぷり30分。それから「テーブルの用意ができました」と食堂に移動するまで、さらに20分。
料理はたいていスリーコースメニューで、前菜、メイン、デザートからなります。ここまでは食堂のテーブルで。既に2時間半以上経過。そして、今度はまた最初のラウンジに戻り、思い思いに好きなソファでくつろぎます。大きなコーヒーポットとプチフールがきて、食後酒を頼む人も。寒い季節ならば、暖炉のそばでというのもいいものです。コーヒーを飲みながら気がつくと、既に1時間以上たっています。その間、話して話して話す。食事の時間は、会話の時間なのです。
7時から始めた食事が終わった頃には、既に11時近く。もう後は、明日の朝食を楽しみに寝るだけです。
こんな時間の過ごし方は、イギリス人にとっても特別なもの。結婚記念日や誕生日に、こうした場所で過ごすカップルが多いそう。比較的、年齢の高い方達が多いのも、ほっとくつろげる空気の理由かもしれません。
先週も書いたように、冬のロンドン&カントリーサイドも、夏とは違った魅力があるもの。航空券もホテル代も格安で、しかも円高の今なら、こんなマナーハウスでの時間を少し長くとっても大丈夫そう。
そしてそんなときのおすすめは、ヴァージン・アトランティック航空のアッパークラスでの旅。フルフラットシートですから、寝たままロンドンへ。ヒースローでのアッパークラスラウンジも、ちょっとほかでは味わえない快適さです。今なら、冬のキャンベーン実施中だそう。
http://www.virginatlantic.co.jp/
夏が待ちきれない人のための、イギリスです。
「ロード・オブ・ザ・マナー」の外観。
ローワースローターという村の近くにある。
2階の窓辺のウィンドウシート。
ここに座って読書、は至福のとき。
ダイニングルームは正統な中にも、
カントリーホテルらしいくつろぎが…。
広大な芝生の庭の奥には池もある。
どこまでが敷地かわからないほど。
ブルーのデルフィニュームとラベンダーの咲いた庭は、
まさにイギリスそのもの。
1m以上もある大輪のデルフィニューム。
ブルーのグラデーションが美しい。
客室の家具は、ほとんどがアンティーク。
こんなパーソナルチェアでゆったり。
部屋の大きな鏡もアンティークのもの。
部屋のインテリアは一室ずつ違う。
庭のテーブルでお茶やアフタヌーンティーを
頂くこともできる。
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