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アーネストコラム酒酒落落 JAXSON清水秀男さん Vol.2 ミラノサローネより

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2012年5月14日

今回は先月4月に開催されたミラノサローネを中心にお話しさせていただきます。
サローネはイタリアミラノで開催される30万人を超える来場を誇る世界最大のデザインイベントです。
30年以上も毎年欠かさず通っています。毎回新たな発見があり、特に展示装飾については良いも悪いもブランドの有り方として非常に参考になります。また、サローネは自分の目利きが間違っていないか流れを確認する機会でもあります。


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画像:サローネ会場エントランスにて。入場を待つ人達。


今年は隔年開催のキッチン、バスルーム関連見本市も開催されました。
前置きですが、本来ならば様々なブースや製品を画像でご覧に入れたいのですが、プレスではない私が各ブランドの写真を撮りご紹介することはポリシーとしてしておりませんのでご了承ください。


インテリアと比較するとCassinaやB&B、Moltiniのように、バス関連業界には独自のブランド観を確立したメーカーが少ないような気がします。
今回はイタリアのサニタリーブランドなど、著名デザイナーを起用し流石というデザインも多くありましたが、デザイン先行という感が否めません。その中でもDURAVITやVITRAなどは日本の入浴スタイル、“肩まで浸かり温まる”ことをコンセプトにしているタブもあり、日本の入浴文化の影響を実感します。
また、バスタブ=インテリアとしての感覚も浸透してきたのでしょう、置型バスタブをメインに発表している企業が多く見られました。


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画像:以前からの知り合いでVICTORIAというサニタリー会社のブースにて。JOAN氏と打ち合わせ。


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画像:左CALRO氏。2005年JAXSONがサローネに参加した時に知り合った高級ブランド専門のレップの方と偶然の再会。
左より2番目 シンガポールのJAXSON代理店の社長HENRY氏。
もう20年ものお付き合いになります。


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画像:蛇口の会社CEAにて。キッチンブランドBOFFIなどにも供給している会社でクオリティの高いブランドです。
左はCEAのオーナー夫人です。


* * *


JAXSONはもう7年前になりますが、2005年Fuori Saloneでバルカシリーズという置き型バスを日本に先駆け発表しています。


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画像:新シリーズ“BARCA”を一堂に展示、発表しました。


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画像:カクテルタイムは和のフィンガーフードと日本酒で。


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フィエラと会場間のシャトルカー。


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画像:会場のメイキング画像です。


リゾートスタイルをコンセプトとする当シリーズは、今までにない素材を用いた斬新さが話題となり、ホテル、旅館やエステ、現在は個人の住宅でも採用いただいています。また、中国の高級マンションに全室採用されるなど、海外プロジェクトにも多く参加しています。


* * *


今年のサローネではグループ会社のLIXILが2年連続してサローネに参加、トルトーナのスーパースタジオで“泡による入浴スタイルの提案”を出展、大きな反響を呼びました。
原研哉さんをデザイナーに迎え、テーマ“A New Desire”人間が味わうことの出来る愉楽とリラクセーションの未来の一端を印象的に展示していました。
日本の会社が世界の檜舞台で評価されるのは非常に嬉しいことです。


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                                (C)LIXIL
好きな本に囲まれあたたかな泡に包まれる至福の時間。
心の豊かさを感じます。


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これはJAXSONのバスタブです。15年ほど前に発売されたこのバスタブ、キャスターが付いており、移動可能(モバイル)をコンセプトとし、背景には書棚が。
私だけではないはずです、特に男性はお風呂と読書の組み合わせは嬉しいのではないでしょうか。


* * *


今回の締めは食の話題にします。
三十年間も通ったイタリアンレストランが突然店を閉めており、とても残念でした。最後の晩餐のあるコルソマジェンタ通りの三人兄弟の店でした。
旨い店の私の見極め方をお教えします。アーリオオーリオペペロンチーノ(ガーリックと鷹の爪のパスタです)の味を基準にしてみてください。ごまかしの効かないシンプルなメニューこそ、その店の腕が分かるものです。三人兄弟の店のペペロンチーノは絶品でした。私が食べた皿にはオイル少しも残らず、ネコが食べた跡のようだと言われたものです。私も料理が好きですが、未だあの味には至りません。
美味しい店を探すのはとても難しいのですが、ナビリオの運河沿いの店は美味しい処が多いようです。


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画像:ナビリオ運河沿いの店にて。ラードのスライスと鹿肉のスライス。世界一ラードの旨い店と看板に書いてありました。
石の採れる場所はラード作りにとても適しているそうです。


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パイナップルのアイスクリーム添え。シンプルですが、ごく薄くスライスしたパインの食感が楽しいデザートです。我が家でも定番になっています。


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画像:ナビリオ地区のアンティークショップで見つけた器です。色が美しく衝動買いしました。


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私の訪伊は、毎回超過密なスケジュールです。身体の疲れとは逆に、ミラノの空気、人、食がパワーをくれます。


インテリアとファッションとグルメ。肌で感じたトレンドをJAXSON流に料理するアイデアが湧いてきます。




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