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アーネストコラム酒酒落落 NEXT代表 加藤洋一さん 第二回 マルチルーム・システム

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2012年8月27日

音楽はお好きですか?
こう質問されて「いいえ」と答える方は少ないのではないかと思います。
音楽の起源は有史以前、言語とともにヒトという種だけがもつ特殊な能力です。音楽はあらゆる文化において存在し、ことばは通じなくても心を伝える表現手段として機能します。
おそらく人は誰しも、心の中にいくつかの忘れがたい曲を持っているのではないでしょうか。想い出とともに封印されていたメロディ。予期せぬところでふと耳にした途端にその想い出がまざまざと蘇ってきた経験はありませんか。
切り取られた「時」に寄り添うように音楽が在る。そのような「時」が多ければ多いほど、その人の人生は豊かなものであるような気がします。
ご存知のように、音楽は録音という技術が生まれるまでは、その場限りのもので記憶にとどまるしかない存在でした。生演奏の素晴らしさは格別ですが、好きな音楽をいつでも好きな場所で聴けるようになったのは、録音技術の発展のお陰です。エジソンによって円柱型アナログレコードが開発され、その約100年後にはCDが誕生、瞬く間に時代はデジタルへと移行しつつあります。デジタル技術が進化することで、これまで不可能だったことがどんどん可能になり、音楽との関わり方はより自由に、そして音質はより自然で心地よいものになっていくことが期待できます。
CDの誕生から30年以上を経た現在、テープやディスクといった所謂「メディア」と呼ばれる物体が消え始め、ラジカセやCDプレイヤーもメーカーの製造ラインは縮小する一方です。現代人は音楽を聴かなくなっているのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。街のあちこちでイヤホンを耳に「マイワールド」に浸っている若者達。以前にも増して音楽三昧な生活となっているのです。


しかし、そのようなスタイルだけでは豊かさを感じることはできないと思うのは私だけでしょうか。
この場を借りて提案したいのは、毎日の暮らしをより豊かにしてくれる音楽との関わり方、つまり、スマートハウスにおける心地よいミュージックシステムです。
録音された音楽はデジタルデータという形でファイル化され、ドキュメントや画像と同じようにインターネットを介してやり取りすることができます。ご想像がつくと思いますが、演奏された時のデータを理論的にはクォリティの劣化なしで家庭まで届けることも既に技術的には可能となっているのです。コンサートホールまで出掛けなくても、リアルタイムで家庭に居ながらにして楽しむことができる、そんな時代もすぐそこです。お洒落をして外出する楽しみが奪われる訳ではありません。要は、あなたの気分と嗜好にあったスタイルで音楽を楽しんでいただく機会が格段に増やせる、ということです。


スマートハウスの中核にぜひ据えていただきたいのが「マルチルーム・システム」という方式です。その名の通り複数の部屋をネットワークで結び、サーバーに保管された音楽データを各部屋に配信、部屋毎に異なる音楽を異なる設定で聴取することができます。何千枚分ものCDと同等のデータがティッシュ箱大程度のハードディスク(サーバー)に収まるだけでなく、曲やアーティストの検索、整理が簡単にできますので、家族全員の音楽ソースを保存して、シーンや要求に合わせて,家の中のどこででも高音質の音楽を楽しむことが可能です。ネットワークで繋がっていれば、別荘からでも自宅のサーバーにアクセス、同じ音源を聴くことができます。例えば、ティーンエイジャーのお嬢さんのいるAさん宅では、奥様がキッチンでお料理しながらお嬢さんのフォルダをシェア。「結構いい曲ね!と後で会話がはずみ、一緒にコンサートに出掛けたりもするんです」というお話を伺いました。多分にパーソナルな音楽を「シェア」することが簡単にできるのもサーバー管理の大きなメリットといえるでしょう。
また、こうしたシステムには学習機能があり、ランダム再生を選択しても最初に選んだ曲の雰囲気に共通した音楽をセンス良く選んで連続再生してくれます。従来のランダム再生設定でありがちだった、静かなピアノ曲の後に突然ハードロックが流れるなどといった無粋な現象は起こりません。ホームパーティなどでも心強い機能ですね。
更にインターネットラジオにアクセスすれば、世界中の色々な国の言語と音楽に触れることができます。今夜の夕食はチャイニーズだからBGMは中国語の流れる香港のラジオ局、イタリアンな夜はカンツォーネ専門チャンネル、といった具合にネットの世界は気分を盛り上げる名脇役揃いです。



マルチルーム・システムのコアとなるB&O BeoSound5 Encore


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B&O インウォールスピーカー BeoVox1


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B&O インウォールスピーカー BeoVox2


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B&O オンウォールスピーカー BeoLab3500


マルチルーム・システムなら各部屋の再生システムは非常にシンプル、スピーカーさえ鳴るようにすれば重々しいオーディオ機器が幅を利かすこともなく、スマートフォンなどでの制御が可能となります。
そして、シーンやムードに合わせ、カーテンや照明、空調との連動までを考慮してシステム全体を設計することで、自ずと洗練されたスマートハウスが構築されます。


* * *


音質に優れ、デザイン性の高いスピーカーと言えば、まずB&Oが思い浮かびますが、最近では「Artcoustic」という、まるで絵画を飾るような感覚の壁掛スタイルのスピーカーも登場しています。
ArtcousticはスピーカーキャビネットをRALカラーチャートから指定可能、ゲッティの豊富なイメージをスクリーンに採用できるなど、まさに才色兼備のスピーカーです。


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壁の色やお部屋全体のイメージに合わせて建築設計の段階からシステムをご検討いただき、音楽が心地よく流れる素敵な空間をお創りいただきたいと思います。


NEXTウェブサイト
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アーネストコラム酒酒落落 NEXT代表 加藤洋一さん 第一回・真のスマートホーム

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2012年8月20日

「ときめき」のある暮らし。このキーワードでスマートハウスを考えてみよう、というのが今回の私のテーマです。


スマートハウスという言葉をインターネットで検索すると、「1980年代にアメリカで提唱された住宅の概念で、設備機器や家電を情報化配線等で接続し最適制御を行うことで、生活者のニーズに応じた様々なサービスを提供しようとするものである。」とあります。
日本でも「情報化住宅」というテーマで大学や大手住宅、家電、通信、エネルギー系、総研系企業が研究を重ねていて、2009年には経済産業省が「スマートハウス実正プロジェクト」を公募するなど、国を挙げての取り組み課題となっています。私もある大学の研究チームに参加し、ITと住宅設備をどうつなぐか、エンタテインメントサイドからみたアプローチについてお話しさせていただいたことがありますが、そこで触れた研究データは非常に刺激になりました。
昨今のデジタル化の波で技術は加速度的に進化し、様々な機能を織り込んだスマートハウスの実現は一気に現実味を帯びてきた感があります。


例えば、こんなシーンを想像してみて下さい。
休暇を終えて空港に降り立ち、あなたは旅の余韻に浸りつつも明日からまた慌ただしい日常にもどることを想い起こす。自宅に着いたらしっかりと睡眠をとり、朝には自分のモードを普段に切り替えなくては、と思いながら、ポケットからスマートフォンを取り出し、自宅のアイコンをワンタッチしてモードボタンを選択する。
約2時間後、留守宅のエントランスホールのドアを開けると、やわらかな照明が灯り、ウェルカム・ミュージックがどこからともなく流れてくる。リビング、寝室の空調は最適化され、ジャクジーもスタンバイしている。あなたは、汗を流し、ゆったりとした気分でナイトキャップ。旅の疲れを癒す眠りにつく・・・。
翌朝には起床時刻の少し前からカーテンが徐々に開き、部屋の中は外部に同調するように明るくなる。あなたは朝日の中で穏やかに目を覚ます。


いかがですか?
さりげないもてなしの心地よさがあなたを包む暮らし。
これは近未来のイメージではなく、すでに現実にできることです。
私どもが取り扱っているデンマークのバング&オルフセンでも同様のコンセプトを提案しています。





* * *


省エネやエコロジーはもちろん大事なことですが、本当に快適な生活を目指すとき、それらが最終目的というのでは人間感覚より科学技術優先としてきた前世紀のビジョンのままです。


長年ホームシアターを構築する仕事に携わってきてわかったことは、家という容れ物に最先端の設備を配備したとしても、テレビやオーディオといったエンタテインメントシステムとの連動抜きで構築されたオートメーションでは、真のスマートホームを実現することは難しい、ということです。なぜなら、エンタテインメント系のシステムこそが暮らしの質を決定づけるものであり、それらに連動する形で照明や空調が制御されることによって全く異なるアプローチが可能となり、まさに「もてなし」の感覚を加味することができるからです。ご存じのように、テレビやAV機器のリモコンというのは非常に複雑です。機能がたくさんあって使いこなすのは結構大変ですし、いつの間にかその数は増え、さてどれがどの機器のリモコンだったのか、操作する順番は・・・?などと煩雑なことこの上ありません。
このような複雑な機器をトータルシステムとして使い勝手よく整合し、iPhoneやiPad、スマートフォンからセレクトボタンをタッチするだけで簡単にコントロールできるとしたらどうでしょう?それだけではありません。そのボタンのワンタッチで機器が起動すると同時にするするとスクリーンが降りてくる、カーテンはあたかも劇場の幕のようにクローズされ、エアコンも静音モードに。照明は徐々に落ちていき、お部屋はホームシアターに早変わり。いやが応にもムードが盛り上がります。そうです。AV機器を制御できるコントロールシステムなら、家庭内のエレクトロニクスをほぼすべて一元的に制御して、シーンの切替えも思いのままにできてしまうのです。


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中途半端なオートメーションは、最初は便利に感じても慣れてしまえば当り前。心を豊かにしてくれるものにはなりません。
エンタテインメントを中心に据えたスマートハウスが暮らしにどんな変化をもたらすのか。
次回はより具体的なシステム事例を交えてお話ししたいと思います。


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アーネストマガジンLUXISM Vol.11リリースのお知らせ

  • ABOUT US
  • 2012年8月10日

弊社が独自に発行している季刊の情報冊子「LUXISM(ラクシズム)」の最新号を、8月下旬にリリースいたします。


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「LUXISM」は2010年より年4回発行している、弊社オリジナルの小冊子です。
今回はその一部をご紹介いたします。

通算11号目となる今号は、恒例となりました最新作品のご紹介のほか特別企画をお届けいたします。


* * *LUXISM Vol.11 CONTENTS
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◆1 作品紹介
弊社が手がけた作品例をたっぷりとご紹介。今回はエレガンスとモダン、趣の異なる2邸を取り上げます。


◆2 特別企画「CSのリノベーション」
リノベーション・リフォーム部門「クラフトスピリッツ(CS)」が手がけた、リノベーション作品にズームアップ。


◆3 「アーネストコミュニティ」
アーネストとお客様・お客様同士を繋ぐ情報提供のページです。
弊社が内装をお手伝いさせていただいたスキンケアサロンのお店情報や、様々なアートをプロデュースして来られたというお施主様へのインタビュー記事、また弊社のお客様であられる長渕悦子さんの著書の読者限定抽選プレゼントのお知らせなど、さまざまな情報を掲載。


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素肌美容に定評を持つ「モイスティーヌエビスサロン」の取材では、実際にレクチャーを受けさせていただきました。もちもち泡での洗顔で、一回の体験でもくすみが改善したようで…感動のひとときでした。


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数々の絵画をプロデュースしてこられた「トランスモダンアート」代表には、ステータスとしての絵画の在り方をお伺いしました。


◆4 インフォメーション
首都圏以外での設計にまつわる疑問を解決するお話として、ウェブカメラでのリアルタイム監理をはじめとする弊社の監理体制を取り上げます。加えて内覧可能物件情報やウェブサイトのリニューアル情報なども。


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着工時から現地に設置されるウェブカメラ。ネットワーク回線を利用したリアルタイムでの現場状況の把握に力を注いでいます。これにより現場作業者へ的確な指示ができ、お施主様にはよりご安心していただけます。


* * *
すでに弊社に資料請求を頂いているお客様、並びに弊社で建築をされたお施主様には、郵送でお届けする予定ですのでもうしばらくお待ちください。
その他の方でLUXISMをご希望のお客様は、アーネストグループウェブサイトのお問合せフォームより『LUXISM希望』の旨をお伝えください。
また、本誌で取り上げてほしいトピックスなど、お気軽にご意見・ご希望をお寄せください。




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アーネストコラム酒酒落落 第15回目の連載が始まります。

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2012年8月06日

各分野でご活躍の方々がそれぞれの視点で自由にテーマを設定し、執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。15回目のゲストは、日本におけるホームシアター・カスタムインストーラーのパイオニア、NEXT代表の加藤洋一さんにご登場いただきます。


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(C)Photo Studio hollyhock


〜プロフィールご紹介〜
1982年新しいスタイルのオーディオ/ビジュアルショップを名古屋に立ち上げ、SONY他、国内主要家電メーカーとの直接取引を開始。86年、SONYのコンセプトショップ・プロジェクト『NEXT』の全国第一号を出店。2000年には、バング&オルフセン販売権を取得し、名古屋を拠点にインテリアまでカバーするショールームを展開。世界のハイエンド、ハイクオリティメーカーとの太いパイプを築きあげてきた。2008年にはバング&オルフセン六本木の経営権を取得、ほぼ同時に体感型シアター空間も併設した。デザインに斬新なアイディアを盛り込み、かつて経験したことのない音と映像の空間演出が話題となった。


30年以上にわたりオーディオ/ビジュアル分野に関わり、その楽しみ方のスタイルを追求するなか、2011年には「ものづくり」まで踏み込んで新たなプロジェクトをスタート。合同会社時空を設立し、その名の通り時空を超える価値の創造に取り組んでいる。


* * *


以下、加藤さまからのメッセージです。


便利さと省エネ、あるいはエコロジーを目的に語られることの多い「スマートホーム」という概念がありますが、人の暮らしには、「何ができるか」という機能追求だけではなく、「どんな使い方をしたいか」という視点が非常に重要です。音楽と映像を取り入れ、 生活を積極的に楽しみ、心を豊かにするような「感動」をもたらしてくれるシステムをいかにスムーズに組み込み、使いこなしていくのか。


「ときめき」のある暮らし。これからの「ホーム」を考える際にとても大切な要素ではないでしょうか。


30年近く「ホームシアター」という家庭におけるエンタテインメントの在り方を様々なスタイルで提案してきて、改めて感じる日々の暮らしの大切さ、そこに夢をもたらす喜びを綴ることができたら幸いです。


* * *


『good life designing 映像と音楽のある楽しい暮らし』をコンセプトに、ホームシアターのプランニングやインストール、アフターケアをサポートしてきた「NEXT」。あらゆる要望に対応する柔軟な姿勢で初心者からヘビーユーザーまで広く心強い存在となっている加藤さまが、今だからこそ伝えたい新しいライフスタイルとは?
8月20日(月)より全4回に渡って連載されます。どうぞお楽しみに。


(※8月13日(月)はアーネストブログをお休みいたします)


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