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アーネストコラム酒酒落落 NEXT代表 加藤洋一さん 第一回・真のスマートホーム

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2012年8月20日

「ときめき」のある暮らし。このキーワードでスマートハウスを考えてみよう、というのが今回の私のテーマです。


スマートハウスという言葉をインターネットで検索すると、「1980年代にアメリカで提唱された住宅の概念で、設備機器や家電を情報化配線等で接続し最適制御を行うことで、生活者のニーズに応じた様々なサービスを提供しようとするものである。」とあります。
日本でも「情報化住宅」というテーマで大学や大手住宅、家電、通信、エネルギー系、総研系企業が研究を重ねていて、2009年には経済産業省が「スマートハウス実正プロジェクト」を公募するなど、国を挙げての取り組み課題となっています。私もある大学の研究チームに参加し、ITと住宅設備をどうつなぐか、エンタテインメントサイドからみたアプローチについてお話しさせていただいたことがありますが、そこで触れた研究データは非常に刺激になりました。
昨今のデジタル化の波で技術は加速度的に進化し、様々な機能を織り込んだスマートハウスの実現は一気に現実味を帯びてきた感があります。


例えば、こんなシーンを想像してみて下さい。
休暇を終えて空港に降り立ち、あなたは旅の余韻に浸りつつも明日からまた慌ただしい日常にもどることを想い起こす。自宅に着いたらしっかりと睡眠をとり、朝には自分のモードを普段に切り替えなくては、と思いながら、ポケットからスマートフォンを取り出し、自宅のアイコンをワンタッチしてモードボタンを選択する。
約2時間後、留守宅のエントランスホールのドアを開けると、やわらかな照明が灯り、ウェルカム・ミュージックがどこからともなく流れてくる。リビング、寝室の空調は最適化され、ジャクジーもスタンバイしている。あなたは、汗を流し、ゆったりとした気分でナイトキャップ。旅の疲れを癒す眠りにつく・・・。
翌朝には起床時刻の少し前からカーテンが徐々に開き、部屋の中は外部に同調するように明るくなる。あなたは朝日の中で穏やかに目を覚ます。


いかがですか?
さりげないもてなしの心地よさがあなたを包む暮らし。
これは近未来のイメージではなく、すでに現実にできることです。
私どもが取り扱っているデンマークのバング&オルフセンでも同様のコンセプトを提案しています。





* * *


省エネやエコロジーはもちろん大事なことですが、本当に快適な生活を目指すとき、それらが最終目的というのでは人間感覚より科学技術優先としてきた前世紀のビジョンのままです。


長年ホームシアターを構築する仕事に携わってきてわかったことは、家という容れ物に最先端の設備を配備したとしても、テレビやオーディオといったエンタテインメントシステムとの連動抜きで構築されたオートメーションでは、真のスマートホームを実現することは難しい、ということです。なぜなら、エンタテインメント系のシステムこそが暮らしの質を決定づけるものであり、それらに連動する形で照明や空調が制御されることによって全く異なるアプローチが可能となり、まさに「もてなし」の感覚を加味することができるからです。ご存じのように、テレビやAV機器のリモコンというのは非常に複雑です。機能がたくさんあって使いこなすのは結構大変ですし、いつの間にかその数は増え、さてどれがどの機器のリモコンだったのか、操作する順番は・・・?などと煩雑なことこの上ありません。
このような複雑な機器をトータルシステムとして使い勝手よく整合し、iPhoneやiPad、スマートフォンからセレクトボタンをタッチするだけで簡単にコントロールできるとしたらどうでしょう?それだけではありません。そのボタンのワンタッチで機器が起動すると同時にするするとスクリーンが降りてくる、カーテンはあたかも劇場の幕のようにクローズされ、エアコンも静音モードに。照明は徐々に落ちていき、お部屋はホームシアターに早変わり。いやが応にもムードが盛り上がります。そうです。AV機器を制御できるコントロールシステムなら、家庭内のエレクトロニクスをほぼすべて一元的に制御して、シーンの切替えも思いのままにできてしまうのです。


smarthome_+.jpg


中途半端なオートメーションは、最初は便利に感じても慣れてしまえば当り前。心を豊かにしてくれるものにはなりません。
エンタテインメントを中心に据えたスマートハウスが暮らしにどんな変化をもたらすのか。
次回はより具体的なシステム事例を交えてお話ししたいと思います。


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