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アーネストコラム酒酒落落 NEXT代表 加藤洋一さん 第三回 マルチモニター・システム

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2012年9月03日

音楽と並ぶもう一つの重要なエンタテインメント要素は映像です。


先頃、世界中が熱狂に包まれたロンドンオリンピックも映像なしで伝達されるだけだったとしたら、かくも盛り上がりを見せることはなかったでしょう。昨年には地上波放送がデジタルに完全移行し、携帯電話を使ったワンセグ放送も定着、夢のように語られていたテレビ電話はインターネットの出現であまりにもあっけなく実現してしまいました。
映像との関わりは食事と同様といっても過言ではないほど、現代人の生活になくてはならないものとなっています。そして、映像と切っても切れない関係にあるのが「画面」、「モニター」の存在です。私たちの身の回りにはTVをはじめとして、コンピューターのディスプレイ、携帯電話、デジタルフォトフレーム、防犯カメラのモニターなど、数多くのモニターが溢れています。エンタテインメントのためだけでなく、いわゆる「情報」を得るためにも欠かせないアウトプット端末が「モニター」です。
それらは、もちろん有用なものではありますが、ふと冷静になって空間を眺めたとき、別々の場所に置かれたそれらのモニターは雑然とした印象を与え、インテリアの中で違和感を漂わせています。映像があるときはまだしも、何も映し出されていないオフの状態のモニターには美しさを感じることはほとんどありません。TVシステムは大型化の一方でどんどん薄型化も進み、壁掛けにしてお部屋のインテリアの一部に、という提案も多々見かけますが、それでもオフの時の違和感は払拭できません。どんなに丁寧にインストール/ビルトインしても、違和感が消えないのは、モニターという製品のマテリアルが表に出てきてしまうためです。


そうした問題のソリューションとして考案されたのが、「INTELUX(インテルクス)」という名の新しいマルチモニターシステムです。ルクスとはラテン語で光を意味し、光とテクノロジーをインテグレート(統合)することで映像と空間の新しい関係を提案していこうというのがそのコンセプトです。INTELUXは、オフの時には鏡のように空間を映し出し、必要な時にだけ必要な画面をオンしてTVや大小複数の映像を表出させることができます。鏡という生活空間に溶け込むマテリアルの向こうから、艶やかな映像が流れるマルチモニターシステムは、いくつもの映像をすっきりとひとつにまとめた形で見せることができますので、インテリアとしても洗練されたスタイルの演出が可能です。


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一見、美しい壁面家具のように見えますが…


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INTELUXマルチモニターシステムなら、TVでニュースを観ながら、PCモニターで今日の天気とスケジュールを確認、もう一つのモニターには子供部屋の様子が映し出され、玄関に誰かが近づくと同時に画面がポップアップして訪問客に対応・・・という情景が空間にしっくりと馴染む形で実現します。





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iPad上のリモートコントロール画面


小さな画面をひとつだけオンにして、例えば熱帯魚の映像を流しておいたとしましょう。まるで本物の水槽が壁に埋め込まれているように見え、ゲストの反応が楽しみな、ちょっとしたサプライズになります。また、タッチセンサー機能を組み込むことで、操作性は格段にアップし、こちらにご紹介する動画のように画面の切替えなどが直感的に行えるようにもなってきました。センサー技術は今後更に進化することは確実で、音声認識やしぐさによる制御など使い勝手はどんどんよくなっていくことでしょう。





* * *


映像のコンテンツは「情報」と「エンタテインメント」の2つに分けられることは先にも述べましたが、一言で情報といってもTVのニュースだけでなく、インターネットの情報も防犯カメラの映像も情報です。エンタテインメントは映画、スポーツ、コンサート、アニメといろいろあります。テレビ番組もそうですし、デジタルカメラの写真も含まれます。それぞれのコンテンツには相応しいサイズがあります。私は湾岸戦争の頃、戦場の映像が頻繁にニュースで取り上げられるのを観たとき、小さなお子様のいる家庭でいつもの大画面でそうしたニュースを映す出すのはどうなのか、と考えたことがあります。そうした報道は映画を観る画面とは異なるサイズの画面で区別して子供たちには観せていくべきではないかと思ったのです。現実を直視するのにリアルサイズである必要はなく、エンタテインメントとは見方を明らかに区別することで人間としての感覚を育てることが大切だと思います。少し話が逸れましたが、情報が溢れる現代社会だからこそ、複数のモニターを使い分けていく必要があり、それらの制御と見え方が賢く、人に優しいものでなければならないのです。
これからのスマートハウスの中核には、音楽のためのマルチルームシステムと、映像のためのマルチモニターシステムが欠かせない、ということがおわかりいただけると思います。


次回最終回は、スマートハウスにもてなしの要素をもたらし、真に心地よい空間を完結させる、「“離れ”のススメ」を献上いたします。


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