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アーネストコラム酒酒落落 眼科教授 ビッセン宮島弘子さん Vol.2緑内障治療の鍵は「早期発見」

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2013年1月28日

白内障は見えづらくなるなどの違和感を眼に感じることで気が付くことが多いですが、緑内障の場合の「見えない」は、病状がかなり進行しているケースがほとんどです。


緑内障は眼内の網膜神経節細胞が死滅する病気で、進行するにつれ視野が喪失します。緑内障の初期は、視野の一部の場所が見えづらくなります。両眼を使っていると、片方に見えなくなるところがあっても気づきにくいものです。一時期、製薬会社のポスターで、「ポスターを見て欠けているところがあればお医者さんへ。」という試みがあったほど、日頃注意していないと初期症状に気が付かない、怖い病気なのです。
しかも残念なことに、日本人で40・50代以上になると、30人に一人が緑内障にかかるといわれています。がんなどもそうで、人種的体質や食生活によってかかりやすい、かかりにくいといったことが出てきますが、そういった点では日本人は緑内障になりやすいといえるのです。また年齢が高ければ高いほどかかる率も高くなりますし、ご家族に緑内障にかかった方がいる場合もかかりやすくなるといわれています。


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緑内障の患者さんの眼底写真です。


* * *


前述のとおり、緑内障は視野が喪失していく病気です。今の医療では喪失した視野を回復させることはできませんが、薬やレーザーで進行を緩めることはできます。出来る限り早期に発見し治療を行うことで、病気の進行を食い止めることができるのです。
早期発見には、定期的に眼科を受診するしかありません。1年に1回でも2回でも良いので、受診することが早期発見への道です。


最近は会社などの健康診断で眼底写真を撮りますね。神経がくぼんで写ると緑内障の疑いがあり、眼科受診や精密検査によって発覚するケースも増えてきました。進行速度には個人差がありますが、進行が進むと失明の危険がありますので、やはりこまめな眼科受診がおすすめです。


東京歯科大学水道橋病院 眼科
日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)




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アーネストコラム酒酒落落 眼科教授 ビッセン宮島弘子さん Vol.1 白内障の最新治療「多焦点レンズ」

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2013年1月21日

人間の五感の中でも、とりわけ「見る」ことは生活の上で非常に重要な感覚だと私は考えています。


私の経験から申し上げて、見えなくなるということは、命に関わる問題の次に、皆さん嫌がられるという印象です。耳が聞こえない、話せないのも困るけれど、見えないと一番何も出来なくなる。だからこそ私は、一人でも多くの方が見えるようになるお手伝いをさせていただければと考えています。白内障手術をされた方が翌日、よく見えるようになって「新しい人生をまた楽しみたい」とやる気が起きたり、老眼鏡が手放せなかった生活から開放され、生活感が変わる。また、「女性はレーシックをするとみなさんきれいになる」と、男性ドクターの間では話題になったりもするようです(笑)。見えるようになると、きれいにしようという気持ちになって笑顔が増えるのではと思います。見えることとは、モチベーションを上げること。眼科医としては、出来ればメガネやコンタクトを着けずに健康な目で見えることこそ、生活をより良くし、気持ちの向上にも繋がる最良の方法だと考えます。


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東京歯科大学水道橋病院眼科では、
外来から各種手術までさまざまな診療に対応しています。


* * *


第一回のテーマは「白内障」です。白内障とは目の中の水晶体が濁る病気です。先天性のケース以外に、加齢とともに発症率が上がるとされています。進行すると、視野がかすんだりぼやけたりし、日常生活に支障をきたします。


白内障の手術は現在は主に片目ずつ、日帰り手術でできるようになっています。水晶体の濁りを取り除き、そこにプラスティック製のレンズを入れる手術で、その実施は1年間で約100万件ともいわれています。白内障治療に使用される眼内レンズで保険対応のものは、1点でピントが合う「単焦点レンズ」というものです。現在でも圧倒的に需要があり、ほとんどのケースこのレンズが採用されています。ただ、白内障は加齢とともに起こる病気です。もともと近視や乱視をお持ちだった方が、老眼も併発しているケースが珍しくありません。「単焦点レンズ」はどこか一点にピントを合わせられるレンズですから、手術の際に、近視を矯正するか、老眼を矯正するか、選ばなくてはいけないという問題が起こります。
遠くにピントを合わせると近くを見るときに眼鏡が必要で、近くにピントを合わせると、車の運転の際に眼鏡が要ります。
手術時間が短く、日帰りで済むため手軽だという認識をお持ちの方が多い白内障手術ですが、目の小さなところから機械を入れ、顕微鏡を使いながら行なう繊細な作業であることに変わりはありません。できるなら、一回の手術でまとめて改善するほうが望ましい、そんな考えから生まれたレンズがあります。
それは、二点にピントを合わせることができる「多焦点レンズ」です。


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レンズ自体は欧米で50年以上の歴史がありますが、日本の医療現場で採用されたのは2008年です。ただ、眼内レンズとしては価格が非常に高く、日本の医療費ではとても出せないのです。そこで私はこの多焦点レンズを「先進医療」として、国の認定を受けられるよう働きかけました。先進医療という言葉は、保険会社のTVCMなどで耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実際はがん治療の分野などで比較的多く採用されているシステムで、保険診療と実費診療の混合医療が認められていない日本において、特例として検査や投薬は保険がきき、手術のみ実費で行なうことを認める医療制度のことをいいます。これにより、医療費の負担を抑えながら、高度で有益な白内障治療を提供できるようになりました。


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単焦点レンズの見え方


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多焦点レンズの見え方
遠くと近くが見えることで、日常生活が非常に楽になります。


現状では、多焦点レンズの需要は日本では1%に満ちていません。保険のきく単焦点レンズの価格は片眼5万円以内で納まるのに対し、先進医療の多焦点レンズは30〜40万円と金額的な問題もありますが、先進医療を実施できる認定施設が全国で200箇所とまだまだ少ないことも大きいと思います。保険会社の先進医療の項目を見れば、「多焦点レンズ」を見つけることができ、私はその監修にも携わらせていただいていますが、まだまだ認知が足りないというのが正直な感想です。
多焦点レンズは素晴らしいものですが、患者さん一人一人にとって本当に必要なものかを判断することも、医師の重要な役目です。まずはそういうレンズがあるということを知っていただいた上で、その方が興味を示し、その方にとって有益であると思えば、おすすめします。一人一人にとって最善の医療の選択を、医師がお手伝いさせていただく。全ての医療に通じる大切なことです。


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アーネストコラム酒酒落落 第18回の連載は弊社のお客様のご登場です。

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2013年1月15日

アーネストとご縁がつながった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定・執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。第18回目は、久々に弊社で建築をされたお客様のご登場です。


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* ビッセン宮島弘子さん
眼科学、中でも白内障治療のパイオニアとして臨床に携わりながら、眼科教授としてドクターの育成や書籍の執筆、先端医療の研究に従事。また日本白内障屈折矯正手術学会の理事長としてもご活躍中です。
弊社では先生のご自宅を設計・施工させていただきました。


~プロフィール~
1981年慶応義塾大学医学部卒。同大学の大学病院での勤務を経て、ドイツのボン大学で眼科助手として臨床経験を重ねる。1987年に帰国した後、大学病院や国立病院に勤務。日本とドイツの医学博士号を取得。現在は東京歯科大学水道橋病院・眼科教授として外来診療、手術の執刀を行う。また研究活動や専門書籍の執筆、慶應義塾大学ほかで学生の教育にも力を注ぐ。日本白内障屈折矯正手術学会理事長。日本眼科手術学会常任理事 。近年では白内障治療の最先端である多焦点レンズに注目、眼科医療分野で初となる「先進医療」認定取得に尽力、知識の啓蒙にも努める。アメリカ白内障屈折手術学会及び、ヨーロッパ白内障屈折手術学会フィルムフェスティバルにて受賞暦多数。


* * *


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ビッセンさんが在籍する東京歯科大学水道橋病院 眼科


通常の外来診療に加え、1日約20眼の白内障手術・レーシック手術を執刀、さらには研究、執筆と多忙を極めるビッセンさん。また約2000人の会員数を有する日本白内障屈折矯正手術学会の理事長として、メディアを含む社会全般に対して、よりよい医療と正しい知識の普及に努めておられます。今回、そんなビッセンさんに語っていただくのは「眼科医療の今」。ご専門である白内障治療の最新情報をはじめ、日本人に多いとされる緑内障や何かと話題のレーシックまで、4回に渡っての連載です。


ご期待下さい。


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クラフトスピリッツ(リフォーム部門)ウェブサイトリニューアルのお知らせ

  • ABOUT US
  • 2013年1月08日

アーネストグループでは昨年よりウェブサイトの充実を図るべく、アーネストグループ及びアーネストアーキテクツのホームページの改変を進めて参りました。お陰様で従来よりもより見やすく、美しくなったとご好評の声をいただいております。
今年は更に多くのお客様にアーネストグループの作品や想いをお伝えしていけるよう、次なるステップとしてリフォーム・リノベーション部門を担う「クラフトスピリッツ」のホームページをリニューアル致します。


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さまざまな角度から使いやすいサイトを検証し、制作中です。


*ポイント1 >> 作品事例紹介が大幅にボリュームアップ
より様々な作品をご覧いただけるよう、完成済の作品事例を従来より大幅に増量しご紹介致します。
リフォーム前・後の写真を見比べながら、リフォームの醍醐味である「変化」を感じていただけるようなページです。


*ポイント2 >> 現在進行中の案件をご紹介
リニューアルに伴い、進行中のプロジェクトをご紹介するページを新設。お客様の想いが形になっていく過程を一緒に体感いただければと存じます。


*ポイント3 >> 疑問や不安を解決するQ&A
お問合せやお打ち合わせの際に生まれる疑問点や不安に対し、弊社がどのようにご対応させていただいたのか。各疑問をカテゴリ別に分け、Q&A形式でご紹介致します。


ほかにも、各コンテンツやデザインを一新するなど、見所が満載のホームページとなる予定です。またタブレットやスマートフォンでも快適にご覧いただけるよう、細部に渡って工夫を凝らしながら制作に取り組んでおります。


オープンの際はこちらの「アーネストブログ」にてお知らせいたします。お楽しみに!




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2013年 年始のご挨拶

  • ABOUT US
  • 2013年1月04日

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2013年が始まりました。
皆様、新年あけましておめでとうございます。


アーネストグループは本年も、
夢を形にした独創的な作品を創り上げるべく
社員一同全力を挙げて社業に努めてまいります。
本年も何卒格別のご支援、お引立てを賜りますよう
心よりお願い申し上げます。


また駒沢空間ショウルームでは、
松や鮮やかな生花をふんだんに盛り込んだ
新年の装いでお待ちしております。
お越しの際はぜひお楽しみ頂ければと存じます。


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本年も、アーネストグループを
どうぞよろしくお願い申し上げます。




駒沢空間ショウルーム
TEL.03-5707-5656
東京都世田谷区深沢4-6
駒沢公園ハウジングギャラリーステージ2


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