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アーネストコラム酒酒落落 眼科教授 ビッセン宮島弘子さん Vol.3 レーシックは怖いもの?

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2013年2月04日

レーシックが日本で正式に承認されたのは2000年のことです。今ではずいぶんと社会的に認知されるようになりました。レーシックとはレーザーで角膜を薄く削り、近視を矯正する屈折矯正技術のことで、日本より歴史の長い欧米ではすでに数百万人が手術を受けるなど、世界的にみても決して特殊な矯正法ではありません。近年日本でもマスコミ報道や一部の広告によって興味を持つ方が増えてきています。しかし、最近有名になっている言葉で「レーシック難民」というものがあるのをご存知でしょうか。これは、レーシックを受けたことでトラブルが起きて困ってしまった人たちの組織のことです。マスコミの大々的な報道も相まって、悪い、ネガティブな情報が目立ってしまい、レーシックは怖いと考える人が一時期より増えているように思えます。しかし、実は技術面では日々進歩を遂げているのです。


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角膜の表面をスライスする「フェムトセカンドレーザー」


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角膜を削る「エキシマレーザー」
日進月歩で精度の高い機械が開発されています。


レーシックが日本に出てきた10年前と今とで何が変わったかというと、一番は「正確さ」だといえるでしょう。私の在籍する東京歯科大学水道橋病院で現在行われているレーシックの手術は、まず角膜の表面を「フェムトセカンドレーザー」で薄くスライスし、フラップという蓋のようなものを作り、めくります。そして「エキシマレーザー」で角膜を削って視力を矯正したあと、フラップを元の状態にもどし、自然に癒着させる、というのが主な流れです。
もちろん、角膜は削りすぎると耐久が悪くなります。また近視の度数や持って生まれた角膜の厚さによって削る量が変わりますから、その人にとってベストなところをちゃんと見極めることが大切です。「エキシマレーザー」は1980年代より歴史がありますが、その性能は進化し、今ではミクロン単位の非常に高い精度で削ることが可能です。またその人の眼の形や近視、乱視があるかを全て調べて、そのデータをそのままレーザーに取り込むことができるので、ベストな眼の状態を目指して手術することができます。また「フェムトセカンドレーザー」に関していえば、10のマイナス10乗という非常に短いパルスでのスライスが可能なため、短い時間で眼への負担を最小限に抑えられるようになりました。


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両目を一度に、日帰りで手術することが可能です。


眼鏡やコンタクトでも視力は矯正できますが、角膜表面のでこぼこまでは治せません。それが0.1mm削るだけで矯正されるならば、それはとても有益なことだと思います。また近年は乱視にも対応可能となるなど、治療の幅も広がっています。眼鏡は不慮の事態にないと困りますし、コンタクトは長い時間眼に異物を入れていることで、ハードであればまぶたが下がったり、ソフトなら酸素欠乏で角膜の細胞の数が減少したりと、問題も多いのです。
私自身は15年前にアメリカでレーシックの手術を受けました。その頃はまだ日本で全く実績がなく、私がやると周囲に伝えると「大丈夫なの?」と心配されたものです。でも自分としては受けてみてとても快適だと思えたので、患者さんにも良い手術が提供できればと思っています。


東京歯科大学水道橋病院 眼科
日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)




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