アーネストコラム酒酒落落の最近のブログ記事

アクアリウムの未来




最後の内容は、アクアリウム業界の未来(展望)について
思う事を書きたいと思います。




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現在、アクアリウム(水槽による水生動物の飼育)は、個人が楽しむ趣味としての側面で考えると、機材メーカー売上、熱帯魚店売上などから推察して、年々かなり厳しい現状となっています。

どの業界でもそうですが、観賞魚業界もいわゆる「バブル期」に全盛を迎え、景気低迷による個人所得の低下や趣味の多様化と相まって徐々に下降線をたどり現在に至ります。正確な数字データなどは不明ですが、私個人としての感覚では今後さらにこれら販売業種は、小さくなっていくのではないかと危惧しています。




「バブル期の象徴、アジアアロワナ」

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しかしながら、個人の趣味としてのアクアリウムは衰退していく傍ら、水族館のような観て楽しむアトラクション施設は年々増加していますし、小さな規模ですが弊社のような水槽設置からメンテナンス、維持管理までトータルにサービスをする業種は若干ですが伸びているのが現状です。

では、この衰退と成長の傾向はどこに理由があるのか。

私自身が感じてる衰退の最大の要因は、昨今の成人男性に蔓延している「実際には◯◯しない」風潮だと思っています。
これは、この業界だけではなく色々な業種の低迷要因となっているのは間違いないところですが、特に男性比率の高い趣味であるアクアリウム業界には大打撃となっています。



*維持費がかかるし、電車で十分だからクルマは持たない。
*旅行に行きたいけどお金ないし、ネットで検索すれば行った気分になれるから行かない。
*彼女欲しいけど、デートや気を使ったりするのは疲れるからいらない。
*映画を観に行くなら、しばらく待ってツタヤ行けば新作が300円だから行かない。

そして、、、

*魚を飼ってみたいけど、よくわかんないし、お金掛かりそうだし、水換えたりめんどくさいから別にわざわざ家に置かないでもいいや。。。

もはや終わってます。。。 ・゚゚・(>_<)・゚゚・
長い不景気は、男性の行動力や欲望を奪い去るようです。


しかし、アクアリウム業界の成長発展面としては、この悪い要因が逆作用して今後の発展ベクトルを示しているのも、事実としてあります。


*美しくレイアウトされた完成度高いアクアリウムの価値が高まる。
*近くの水族館に行けば、小さな魚からイルカやクジラまで観れる。
*実際に趣味としている人にとっては、高尚な趣味となる。
*大きな水槽や水を使った造作物は、専門業者にすべて任せる風潮になる。

そして、、、

*アクアティクス・イデア(←弊社です)に頼めば、豪華でキレイな大きな水槽を設置からメンテナンス維持管理までしてくれる!!!


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と今後はなっていくと考えておりますので、これからも一つ一つのお仕事を大切にしながら、お客様の満足と長いお付き合いを頂けるように毎日頑張っていく所存です。今後とも何かこのようなご用命がございましたら、是非弊社を宜しくお願い致します。
かなり鋭いオチがついたところで、全4回に渡り稚拙な文書でお見苦しいところが多くあったと思いますが、今回で終わりとさせて頂きます。
ありがとうございました。

このような機会を与えて頂きました、アーネストグループ様には心から感謝を申し上げます。





アクアティクス・イデア

AQUARIUMのもつ美しさをお客様にご提供したい
その環境すべてをハイグレードに仕上げたい
私達の「想い」です
美しいアクアリウム環境をデザイン・設計・施工・設置・メンテナンス維持管理を致します。自社工場保有なので、オリジナリティあるアクアリウムを格安でご提供できます。
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「アクアリウムは学問である」




いろいろな形状の大きなアクアリウム製作を仕事にしていると、さまざまな分野の知識が必要になってきます。それがまた楽しい一面でもあるのですが、これが何とも多岐にわたる知識が求められるから困りものです。生物学はもとより、化学、科学、数学、物理学、自然学、、、水槽知識だけではなく、大工、配管、電気、建築、etc これらおおよその基礎は把握していないと仕事になりません。



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つまり、水槽をきれいに保ちながら状態の良いアクアリウムを維持するのもかなりの経験と知識がないと維持できないのです。


ここで突然ですが、質問です。
この仕事をしていれば基本中の基本ですが、一般的には常識と言えば常識(?) な、わかっていそうで意外とわからない簡単な一例を、、、
小学校6年生ならほぼ全問正解でしょうが、逆に大人の方にはちょっと難しい問題です。全問正解した方は誰からも褒められませんが、心の中で喜んで下さい(笑)




1:みなさんがよく見る近くの海ですが、だいたい塩分濃度何%だと思いますか?


2:塩分濃度10%の塩水を作る場合、水1000mlに何gの塩を溶かせば良い?


3:幅50cm×奥行き20cm×高30cmの水槽に水を満水にしたら何リッターですか?


4:「南アルプスの天然水」「エヴィアン」は軟水? 硬水?


5:東京都の水道水は約pH7,2から7,5ですが、ではpH8,5の水は弱酸性? 弱アルカリ性?


6:AC電源とDC電源、さて直流はどっち?


7:植物が水と二酸化炭素を取り込んで炭水化物と酸素を作り出す作用を何という?


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さてどうですか?
答えは最後に記しますが、知っていそうで意外と知らない、わかっていそうでわからない事ってたくさんありますよね。

上に書いたような事は知らなくても、誰でも仕事上必要な知識は簡単な事からかなり専門的な事まで幅広く知っていると思います。私もこの仕事をしてから、これら多くの事を学びました。特に生物学など、大学の農学部にて学んでいたので十分わかっているつもりでしたが、ハッキリ言って実践にそぐわないムダな知識や、実際には知らない事ばかりでした。




この仕事をするようになって、今でも一番強く感じるのは、身の回りにあるさまざまなモノを作り出した人、会社などによるもの作りへの専門知識と応用、そしてそれを生み出した苦労です。パソコン、テレビ、ソファー、車、携帯電話、ボールペン、、、etc。すべて今の私には作れません。これら私自身では作れないモノを作っている人は天才です。賢人です。視点が変わっているのかもしれませんが、何か一つのモノを手に取ったり見たりすると、それをつくり出す時の過程を考えてしまうようになりました。




私も創業以来、たくさんの水槽を設置してきましたが、設置した水槽を見た子供たちや大人が「この水槽スゴイ!大きくてかっこいい!!」と叫びたくなるような、驚きと感動を与えたいと思いながら、あれやこれやとさまざまな分野を学びながら頑張っております。


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答え
1:塩分濃度3,2から3,5%
2:100g
3:30リッター
4:軟水
5:弱アルカリ性
6:DC電源
7:光合成




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「水中に生きる生物との関係」




当然な事ではありますが、

人は水の中では生きていけない。
魚は陸上では生きていけない。

ゆえに両者には絶対的に埋まらない溝がある。




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陸上で、別の哺乳類として進化した人間と犬が同じ屋根の下で生活が出来るのは、お互いの信頼関係に他ならない。しかしながら、魚とはそうはいかない。どんなに愛情と時間とお金を注いでも、絶対に彼らとは一枚のガラスを隔てなければならず、信頼関係などそこには存在しない。

でも私は、彼らとのそのどうしようもなく「埋まらない距離感」がとても居心地が良い。ガラス越しにしか出来ないふれあいから、彼らの声を理解、想像し、こちらが手を抜けば彼らは苦しみ、手をかければ美しい姿を見せてくれる。交わることのないお互いの世界が存在する不思議な関係性が楽しい。




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さて、水中で生きるとはどういうことか。それはもう、食うか食われるかのみが絶対条件の、かなり厳しい世界です。弱者は強者から身を守り、必死に生きる。人間界も似たようなものですが(笑)、その必死に生きる姿が不思議な形、美しいフォルム、多彩な色となって進化したのでしょう。

特に小さな生物を大きい生物が捕食する食物連鎖という摂理から何とか生き抜こうとする姿が美しいのです。





食べられないように擬態するもの
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食べるために擬態するもの
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群れて身を守るもの
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共生して身を守るもの
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共生して利益を与え合うもの
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毒を持つもの
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・・・きりがないので、この辺りでやめておきます。

この必死に生きる美しい姿を、いかに水槽という枠の中で表現するか。
「飼育」ではない、リアルな水中の「再現」が出来るか。
人の生活環境に全てが本物の、リアルな水中が表現された動く別世界を作り、それを専門技術と経験則で維持管理をするのが弊社の目指す
「魅せるアクアリウム」です。

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そこでは、サメが小さな魚を食べる瞬間や、イソギンチャクが弱った小魚を捕らえて食べていたり、イジメられて弱った魚、縄張り争いに負けて死んでいく姿・・・厳しい自然の営みが垣間見えます。

その代わりに、光に照らされ輝く群れた小魚、必死に卵を守るクマノミ、口を大きく開けてエビに掃除してもらうウツボ、小魚など無視して悠々と泳ぐサメ、王者のように振る舞う大きなヤッコなど雄大な世界が拡がります。

そんな躍動感溢れる、リアルな水中の世界を楽しんでもらえたら嬉しいです。





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「Introduction」




まず最初に、幼少の頃から本と言えば図鑑かマンガ。夏休みの読書感想文の宿題は姉に頼み、受験は国語がない理系大学を専攻しました。SNSやBlog等がコミュニケーションの主流となった今も何一つ活用せず、文章とは縁遠い人生を歩んできたこの私に、全4回のブログ寄稿などと言う大それた機会を与えてくださったアーネストグループ様に感謝を申し上げます。




弊社(AQUATICS IDEA .,co,ltd)は主に「Designed AQUATICS」をメインコンセプトとして、創業以来14年目を迎えています。


誰でも人は、生活の中に自然(水)の美しさを取り入れたいと思っています。工業製品や人工物に囲まれて生活する現代社会では、より一層その気持ちは本能的に強く求めているのだと思います。

古くは、禅宗古刹に水を使わず水流を表現する枯山水で庭園を造ったり、諸国大名は大きな池泉を造って四季を愛でました。玄関に大きな鉢を置いて浮き草と金魚を入れて楽しむのも、庭に小さな池を掘って錦鯉を泳がすのも自然を生活に取り入れたいという日本人の美意識なのでしょう。

現代では、昔のように自然(水)を取り入れることは難しくとも、水族館のような大衆向けのアトラクションではなく、何か新しい形で個人が水景(水のランドスケープ)を自身の生活環境に取り入れる形を一般的にしたいと思い、日々模索しております。




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それまで、水槽と言えば私も含め趣味として小さな水槽を買い求め、熱帯魚の飼育をしている方はたくさんいらっしゃいましたが、それは「魚飼育」が目的であり、それを我が家の水景インテリア内装として「観せる」事を目的にしたものではありませんでした。

魚が泳ぐ大きな水槽を自分の家や店舗に置きたいが、資金やスペースの問題はクリアできても魚飼育の知識やノウハウが無いので無理だろう・・・。世の中にはこのように思い、諦めている方がたくさんいらっしゃると信じて創業しました。

例えば、社長室の壁にサメが泳ぐ大きくて豪華な水槽を埋め込んだり、自宅リビングとキッチンのパーティションとして4メートル水槽を置いたり、、、それら多くの実績を積み重ね、設置後も定期的に水槽維持管理のメンテナンスを行い、今に至ります。




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創業当時は、依頼があっても内装に組み込んで表現したい形を、内装デザイナーや建築士に細部まで理解してもらえず、結局はいわゆる「水槽セット」を置くだけになったり、設置技術が伴わず断念した案件も多くありました。その悔しさや無念さが、現在までのひとつひとつの案件に対して、理想の形が実現できるよう日夜頑張ってこれた原動力になっているような気がします。


これまで、優に1,000を越える様々なアクアリウム水槽を設置、維持管理をさせて頂きました。この場を借りて、ご依頼くださいました全てのお客様に感謝と御礼を申し上げます。




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次回は水中に生きる生物について書きたいと思っています。
宜しくお願いします。

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「アーネストコラム酒酒落落」第25回目の連載がはじまります。


アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。
次回より第25回の連載を開始いたします。

今回のゲストは、アーネスト青山ギャラリーのアクアリウムを手がけて頂きました、有限会社アクアティクス・イデア、株式会社クラフトキューブの代表取締役を務める太田 望さんです。



***プロフィール***


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太田 望さん


【生年月日】 1967/9/7 ひつじ年乙女座



【出身地】 神奈川県横須賀市
*中学までは横須賀市内、高校は横浜市内に進み、高校卒業まで湘南、横浜エリアから先へは出る事なく育ちました。



【出身大学】 東京農業大学農学部農学科
*生物好きの私が知っていた大学が東京農業大学でした。在学中の4年間は農作業と研究室にてハーブ香料の研究に没頭。



【就職】 株式会社マリークヮントコスメチックスジャパン

*研究専門内容からマリークヮントコスメチックスジャパンという化粧品会社に新卒で就職。それから約8年間を商品開発MDとして従事しました。




【起業】 2000年6月 有限会社アクアティクス・イデアを設立

*化粧品会社にて学んだ諸知識と趣味であるアクアリウムを融合させた現会社を創業。現在に至ります。きっかけは、サラリーマン時代に新宿駅構内のグアム観光協会主催イベントにディスプレイされていた水槽を見て愕然。このレベルで仕事になるのなら、これまでコスメ会社勤務時に習得したインテリア内装技術である「華やかさ」「美しさ」「豪華さ」「非日常感」などの空間演出と、趣味として極めたアクアリウム技術を融合させれば、人々が驚く空間を活かした、美しいアクアリウムが提供できるのではないかと思い起業いたしました。以後、気がつけば14年もの月日を走り続けております。






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(施工一例)








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「家」



4週間にわたって担当をさせていただいたブログですが、いよいよ今回が最終回となりました。今日は、私の本業である「子ども部屋」の枠を越えて、「家」をテーマにお話をしたいと思います。



フランスへの3年間の留学経験を経て、Vibelをオープンして10年半。

その間、日本人のお客様だけでなく、日本に住む外国人のご家族、国際結婚をされたカップルのご家族、その中には、Vibelの子ども部屋を海外で最初につくり、その後日本に赴任して、再び海外へ、と世界を転々としているファミリーも少なくありません。そんな数多くのファミリーと、子ども部屋を通じてお付き合いをさせていただいてきた中で、「家族」という概念、そして「家」という概念について考えさせられる機会も多々ありました。

今回は、その中でも特に印象に残っている、「家」についてお話をしたいと思います。


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3人のお子様のためにフランスでVibelの子ども部屋をつくり、その後チェコ赴任を経て東京にいらしたフランス人ファミリーの「家」。

まず、玄関を入りリビングルームへ続く廊下には、モノクロで撮影された相撲の稽古の写真が飾られていて、訪れた人の目を引きます。それは写真と相撲が好きなご主人が、日本へ来るたびに撮影をされたものだそうです。そして、リビングルームには、世界を転々とする中でも、この家族がずっと愛用している、リーン・ロゼの赤いソファ。世界を転々とする生活の中だからこそ、家族団らんの象徴であるこのソファーは、手間がかかっても行く先々の国に持っていくのでしょう。リビングルームには、中国に赴任した際に買い求めた様々な調度品、チェコで購入したマリオネットなどが、一見ミスマッチなように飾られているのですが、この家を訪れた人は、この家について何一つ言葉で説明されなくても、ここに住む家族がどんな家族で、今までどんな歴史を刻み、現在に至っているのかが、強烈な印象となって頭の中にインプットされます。

この家族にとって、「家」とは、海外赴任先の賃貸マンションであっても、その家族がどんな家族なのかを表現する、大切な手段。この家族にとっては、自分たちらしさがない空間は「家」になりえないのだな、ということを強く感じた瞬間でした。



そんな家族の3人のお子様の子ども部屋は、当時どんな独創的な子ども部屋をデザインしようかと夢中になっていた私から見ると、いたってシンプル。でも、それぞれのお部屋がなぜそのようにデザインされているかを知って、Vibelを日本にオープンして3年目にして、初めてVibelの子ども部屋の「本質」に触れた思いがしたものです。



当時11歳だった長女は、読書が好きで、部屋にいるときはずっと本を読んでいるので、広いお部屋は必要ないと、3人のうちで一番狭いお部屋を両親が選びました。


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(長女の部屋)


ベッドの上は読書ができるようにベッドヘッドにクッションがあり、持ち物のほとんどが本!というくらい、大きな本棚がありました。デスクに座っているとき「横に棚がほしいから」という本人の希望で、デスクサイドの壁にはキューブ棚を。「賃貸なのにわざわざ壁に棚をつけるなんて」という心配よりも、子どものその時その時大切に思うことを優先させているのでしょう。


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(長女の本棚)




当時8歳の次女の部屋は、自分で衣装をつくって劇をするのが好きという彼女のために、一番広いお部屋に。一人部屋なのに二段ベッドなのは、ベッドを舞台にして、ダイナミックに劇の舞台が演出できるからだそうです。ベッドサイドにある棚は、コレクションが好きな彼女が、様々な国で集めた貝殻や宝物をディスプレイするためだそう。子どもが「飾る」ために棚を必要とする、ということが、大人になってからのインテリアへのこだわりにつながるのだな、と感じました。


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(次女の部屋)




そして当時5歳の長男の部屋には、一番目立つところに背の低いシェルフがあり、このシェルフには、恐竜が好きなこの子が、その日の気分で恐竜たちを並べるためにつくられているそうです。両親は、たくさんある恐竜を、バスケットにいれようと思っていたらしいのですが、この子にとっては、目に見えるところに並べておくことがとても大事だと、本人が希望したそうです。


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(長男の部屋)



家具のかたちやデザインそのものはシンプルでも、どう使うかということこそが「個性」なのだということを改めて感じたこの家族との出会いでした。




また、インテリアの仕事を通じて知り合いになったある家族は、日本人のご主人様とアメリカ人の奥様、男の子と女の子の2人のお子さんがいて、東京でマイホームを建てられました。

世界を旅して蚤の市で掘り出し物を見つけるのが好きだというお二人らしく、アジアを旅していて道に捨てられていた扉がお家の中に使われていたり、形も大きさもまちまちなランプや雑貨たちが無造作に飾られているのがとても素敵で、バスルームの壁のタイルは、自分たちで絵を描いてデザインして、自分たちでつくったそうです。

こんなこだわりは、誰にでも真似できることではありませんが、この家も、間違いなくほかの家族ではない、この家族にしか作ることのできない「家」です。




この2つの「家」では、「家族」という概念と「家」という概念が等しい、ということなのかもしれません。一つ一つの家族がかけがえのないものであるように、それぞれの家はその家族の「個性」を映し出すものであること。そして家族の一人一人の「個人」が日々成長し変化しても「家族」であり「夫婦」であり「親子」であるために、「家」も日々成長し、変化していく空間であること。


「子ども部屋」というのは、「家」の中ではごく限られた空間ではありますが、「子ども部屋」を通して見て感じた「家族」というものへの思いは、私にとってVibelの仕事を通じて得られた、一番の収穫でもありました。


2回目のブログでご紹介をさせていただいた、子ども部屋研究の第一人者、北浦かほる先生が、住まいをテーマにした世界の絵本の分析をされており、その中で今回のテーマに相応しい1冊がありますので、最後にご紹介させていただきます。



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(ペギーのちいさな家表紙)



1994年にイギリスで初めて出版された「ペギーのちいさな家」という絵本は、森の中でたったひとりで暮らしていたペギーという木の人形が、自分の住むところを探して旅をするという物語です。

様々な家を訪ね歩いたあと、村はずれの小さな家にうさぎと一緒に暮らし始め、いつまでもなかよく暮らしました、というお話なのですが、そのエンディングが物語っているのは、ペギーは心から気の許せる相手(うさぎ)に出会って初めて「家族」ができ、心から気の許せる相手と一緒に住む場所こそが「家」になったということです。


「家」という空間は、世界でたった一つの、その家族のためだけにカスタマイズされた空間です。その家族にしかつくれない、世界でたった一つの家は、どんなに高いお金を払っても、どんなに有名な建築家やインテリアデザイナーが設計しても、それだけでは決してできるものではありません。その家族が、自分たちはどんな家族で、どこからきてどこへ向かおうとしているのか、家族のそれぞれが自分自身問いかけることから始まるのではないでしょうか。


これから「家」を建てようとしている方々は、こんなシンプルなことですが、「家」と「家族」の原点について考えてみるのはいかがでしょうか。



4週間、稚拙なブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。








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「子ども部屋プロジェクト」




アーネストさんとは、これまでに数多くの子ども部屋プロジェクトをご一緒させていただきました。アーネストさんとのコラボレーションは、文字通り「夢のようなお家」に「夢のような子ども部屋」を作ることなので、毎回とても楽しくお仕事をさせていただいております。今日は、その中からいくつかの実例をご紹介したいと思います。




2006年に竣工した、女の子のお部屋です。


パパの書斎から扉なしでつながる子ども部屋は、2つのベッドがブリッジでつながる、夢のような子ども部屋。


兄弟ができたら家具でお部屋を二つにわけたいというご希望があること、仲のよいいとこがよく遊びにくることなどから、当時はお子さんがお一人でしたが、2つのベッドを入れて、ジャングルジムのように立体的に遊べる空間にしました。


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こちらは、2008年に竣工した、男の子のキッズスペースです。


コンセプトは、ディズニーランドのように楽しく賑やかに、でもとてもやんちゃな男の子なので、安全面には最大限の注意をしてほしい、というご希望でした。


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キッズスペースは、個室ではなくオープンなスペースなので、窓の外からの見た目を考慮すること、吹き抜けで1Fからも見えるスペースなので、家全体の雰囲気の中に、違和感なくとけ込むスペースになるよう、アーネストさんのインテリアコーディネーターさんと打ち合わせの上、家具の高さやレイアウトを考えました。








2010年竣工の、当時中学生と幼稚園に通う姉妹の子ども部屋。


姉妹でありながら、2人の異なる個性が活きた、魅力的なプロジェクトになりました。


中学生の姉の希望は、「雑貨屋さんみたいな子ども部屋」。


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彼女が好きな雑貨屋さんのこと、好きで集めている雑貨、気に入った洋服のイメージ、インテリア雑誌の中で気に入った写真などをたくさん見せてくれて、一緒にプランを考えました。




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カーテンと、ベッド周りのファブリックは、すべてキャスキッドソンの生地でコーディネート。




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雑貨屋さんをイメージした飾り棚。

切り抜いて見せてくれたインテリア雑誌のイメージも参考にしました。




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WICの中の引き出しチェストは、すべての色を彼女自身でセレクトしました。お部屋全体はうすいグリーンの塗装ですが、WICの中だけ、チョコレート色の水玉のクロスにしました。




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一方、妹の部屋は、白を基調にした清楚なイメージ。




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ミドルハイベッドとプレイエリアがブリッジでつながっています。


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プレイハウスの下にはカーテンをつけて、隠れて遊べるスペースに。


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お姫様のような天蓋のついたベッド。


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カラフルな引き出しとドレッサー。

姉の部屋と同様に、1つ1つのファブリックは時間をかけてじっくりと選びました。




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ベッドの下のテーブルにもカーテンがついていて、想像力をかきたてて遊べる仕掛けがいっぱいの子ども部屋です。




本当に、どのお部屋も夢のような子ども部屋です!




次回、連載の最終回は、子ども部屋という枠を超えて、「家」そのもののコンセプトについて、考えてみたいと思います。








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「子ども部屋の考え方」


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日本における子ども部屋は、「勉強部屋」という意味合いが強く、就学時にはじめて子ども部屋をつくることが一般的ですが、欧米では、子ども部屋=大人と子どもが一緒の部屋で寝ないための空間ですので、基本的には子ども部屋は「寝室」で、0才から子どもは子ども部屋で寝るのが一般的です。

また、欧米では家族であってもプライバシーを重視するため、皆で何かをする「家族室」(リビング、ダイニングなど)と、個人的なことをする「個室」を非常に厳しく使い分けています。大人であっても、仕事の続きをダイニングテーブルですることはありませんし、最近流行の「リビング勉強」は、個人的なことを家族室で行う、非常に奇妙な現象に見えるそうです。東京に来た外国人の方から見ると「日本は家全体が子ども部屋になっている」、すなわち、子どもが家の中のどこで何をしていいか、どこで何をしてはいけないか、というルールが全くないまま、生活しているように見えるそうです。

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欧米の多くの国では、親は18歳までに子どもが自分の力で生きていくようにしなければなりませんから、子ども部屋は、子どもが一人で生活していくためのトレーニングの場所とも言えます。そのため、子ども部屋の管理も子どもが自分で行うことが一般的です。


ここからは、日本の子ども部屋研究の第一人者、北浦かほる先生(大阪市立大学名誉教授)の研究を引用させて、お話させていただきたいと思います。
「子ども部屋を誰が掃除しますか?」というアンケートを日本とアメリカで行ったところ、日本では、高校生になっても母親が子ども部屋を掃除していますが、アメリカでは小学校低学年から子どもが自分自身で掃除をしています。
(出典:「世界の子ども部屋 子どもの自立と空間の役割」北浦かほる著(井上書店)




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また、子ども部屋への母親の入室頻度を比較したところ、日本では「とても頻繁に入室」している割合が高いのですが、入室の目的が、世話やサービスをするためで、会話をするために入室するアメリカとは異なることがわかります。
(出典:「世界の子ども部屋 子どもの自立と空間の役割」北浦かほる著(井上書店)




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世話型のコミュニケーションを主としているため、親子のコミュニケーションが、子どもの年齢が高くなるほど低くなっており、年齢とともにコミュニケーションがUPするアメリカとは逆の現象になっていることがわかります。
(出典:「世界の子ども部屋 子どもの自立と空間の役割」北浦かほる著(井上書店)

このような欧米と日本との文化的な違いがある中で、「子ども部屋」に求められる共通の機能とはなんなのでしょうか。



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まず第一に挙げられる子ども部屋の機能は、「自律」です。英語ではAutonomy=他人にコントロールされることなく自分自身で決断ができる能力で、「自律」するには、自分自身を良く知ること、そして他者との違いを理解することの両方が必要で、その過程で大きな役割を果たすのが、物理環境のコントロールの経験で、下の表を見ても、子ども部屋の機能と自律の要因が非常に密接な関係であることがわかります。



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自律の過程でのキーワードは「一人になる経験」とも読み取れます。空間心理学の分野の研究によると、「一人」になることにより、深く考えたり、反省したり、想像力を無限に働かせたりと、「一人」になることによって得られる効果は数多くあるのですが、日本では、子どもだけではなく大人にも「一人」になる機会があまり与えられていないように思います。北浦かほる先生によれば、立派な子ども部屋がなくても、押入れの半分くらいの場所でもいいから、子どもが一人になりたいときに、自分で選択して一人になり、許可なしに誰も入ってこられない場所があることが、子どもの自律にとって大切であると主張されています。



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子ども部屋の機能で2番目に挙げられるのが、親子の信頼関係の構築です。

欧米の映画などを見ていると、小さい娘のベッドルームに父親が行って寝る前に話をしているシーンがよく見られますが、欧米では、子どもと一対一で向き合うための場所として、子ども部屋が使われています。兄弟姉妹がいると、お兄ちゃんのいる前では話せないこと、妹がいるまえでは話しづらいことなどがあると思いますが、子どもたちがいつも親のところに集まっている状態ですと、なかなか親子が一対一で向き合う時間はとれませんよね。限られた家庭空間の中で、一日5分でも10分でも、親子が一対一で向き合うことを、欧米ではとても大切にしており、小さい頃からのその積み重ねが、成長してからの親子のコミュニケーションの基礎を築くのです。



家を建てるとき、子どもの空間をどのようにしつらえるか、そこを舞台に、親子がどのようなコミュニケーションをとっていきたいのか、従来の日本的な考え方だけでなく、世界標準でどのような子ども部屋でどのような人間が育つのか、考えてみるのはいかがでしょうか。

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「プロローグ」



今週より、4回にわたりブログを担当させていただきます、
Vibel(ヴィベル)の中島です。

Vibelは、1978年にフランスで創業した、子ども部屋専門のインテリアデザインショップ。2003年に南青山にアジア初のVibelフランチャイズショップをオープンし、メインとなる商品『オーダーメードの子ども部屋』をデザインして早10年が経ちました。


アーネストホームさん設計のお客様のお宅にも子ども部屋のご提案をさせていただいており、今回こちらのブログのお話をいただいて、私がVibelの仕事に携わったこの10年間で感じた子ども部屋づくりの様々な考え方を、文章にするよい機会を頂いたと嬉しく思っております。4回にわたる連載、どうぞ楽しんでいただけると幸いです。



私のプロフィールを見ていただいておわかりのように、私はもともとメディア業界の出身で、Vibelというブランドに惚れ込んで、そのためにインテリアの勉強をしたという、変わった経歴の持ち主です。

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10年勤めたテレビ局を辞めて私が留学をした1998年―2001年頃のフランスは、少子化対策が功を奏して、EUトップの出生率に躍進した頃でした。フランスの大学院でMBAを修めた私は、日本とフランスの子育てをめぐる環境の違いに刺激を受け、子どもを産み育てることに希望を持てるようなビジネスで起業したいと考えるようになりました。そして、その頃の日本に一番欠けていたのが、子ども部屋のインテリアだったのです。





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色鮮やかなVibelの商品に魅かれて、「おもちゃ箱とかネットで販売できないかな?」という気持ちで本社とコンタクトを取ったのですが、Vibelのコンセプトの核となるのは、「家具」という商品ではなく、一人一人の子どもとその家庭環境にあわせた、理想的な子ども部屋の空間=『オーダーメードの子ども部屋』をデザインすることだと知り、MBAを取ったばかりだというのに今度はインテリアの勉強をし、Vibelをオープンしたというわけです。




「Vibelのデザイナーになれる人は、独立して事務所が構えられるくらいのデザイナーでなければ難しい」と、開業時に多大なサポートをしてくれた建築士の姉夫婦にはよく言われたものですが、Vibelのデザイナーをする上で、私が建築・インテリア業界の出身でなかったことがかえってよかったかな、と思う点も少なくありません。

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『オーダーメード』というサービスは、日本人ではまだなじみが薄いのでしょうか。
Vibelのオープニング研修で、顧客のニーズを引き出すには、できるだけ「Yes」「No」では答えられない、オープンクエスチョンで情報を聞き出すように教えられたものですが、「あなたのお子さんはどんなお子さんですか?」「理想的な子ども部屋はどんな空間ですか?」と尋ねて、自身の考えを話してくれる日本人はとても少ないのが実情です。
「AかBかCか、いくつかのパターンを見せてもらって、その中でどれがいいかを選ぶことはできるけれど、何もないところから想像することができない」というのが一般的な日本人の考え方なのではないでしょうか。


その一方、日本に住む外国人のお客様や、お子さんをインターナショナルスクールに通わせているお客様は、先ほど述べたようなオープンクエスチョンに対して、非常に理路整然とした自分の考えを話してくださいます。それも、100聞きたいところ、200の答えが返ってくるようなイメージです。
この違いがどこからくるのかな?と、よく聞いてみるのですが、欧米では、保育園でも幼稚園でも学校でも、子どもが入学入園するたびに「どんなお子さんですか?」「どのような家庭教育のポリシーをお持ちですか?」「こんなときご両親はどんな対応をされますか?」ということを毎回イヤというほど聞かれるらしいのです。それだけ、学校側も子どもの個性にあわせた対応をしてくれている、ということなのでしょう。



ですから、この文化的な違いを乗り越えて、「質問攻め」に慣れていない日本人のお客様からどうやって話を聞きだすか、という点においては、ジャーナリスト時代の「聞く技術」というものが、大いに役立っていると思っています。
新しく入ってきたデザイナーさんに「どうして中島さんはほぼ初対面の人にそんなにズケズケ質問ができるのですか?」と言われますが(笑)、「聞く技術」とは、すなわち「この人になら話してもいいかな」と思わせることで、つまりは人間として信頼してもらえるかどうかの「人間力」の勝負なのかな、と思います。


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建築やインテリアの世界というのは、その世界での知識だけでなく、私のようにいろいろな「寄り道」をして入ってくるのも、悪くないのかな、というのがこの10年を通しての私の感想です。



と、前置きが大変長くなってしまいましたが、次回のテーマは「子ども部屋の考え方」について、お話を始めたいと思います。





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アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。次回より第24回の連載を開始いたします。



今回のゲストは、フランスで創業した子ども部屋専門のインテリアデザインショップ『Vibel(ヴィベル)』を東京・南青山にオープンされている
中島 洋子さんです。



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Vibel(ヴィベル)
1978年にフランスで創業
子ども部屋専門のインテリアデザインショップ
子どもとその家族にインタビューをし、オーダーメードの子ども部屋をデザインする。子どもの成長にあわせて組み替えていくことができる、オリジナルのシステム家具を中心に、クロス、カーテン、照明など、子ども部屋のインテリアアイテム全般を取り扱う。



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Vibel(ヴィベル)東京・青山 店内






*** プロフィールご紹介 ***


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中島 洋子(なかじまようこ)さん



東京都出身



筑波大学附属高校―筑波大学卒


株式会社テレビ東京勤務を経て
1998―2001年フランスへ留学
HEC(アッシュ・ウ・セ)経営大学院MBA課程修了


帰国後 2003年起業
オーダーメードで子ども部屋をデザインするフランスのインテリアデザインショップ『Vibel(ヴィベル)』を東京・南青山にオープン。
現在、オーナー兼デザイナーとして、年間約50件の子ども部屋プロジェクトを自ら手がける。





***


今回、子ども部屋の機能、「家」という概念の欧米と日本との違い、子ども部屋の国際比較など、子ども部屋を専門に10年仕事をしてきて気づいたことについて綴っていただきます。




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アーネストからのお知らせ


アーネストは長らく、駒沢公園ハウジングギャラリー内の住宅展示場にショウルームを構えておりましたが、この度、新たなライフスタイルのご提案の場として南青山に独立したショウルーム、『アーネスト青山ギャラリー』をオープンいたします。

それに伴い、駒沢公園ハウジングギャラリー内のショウルームを11/10(日)を持ちましてクローズとさせて頂きます。
長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。


新ショウルーム『アーネスト青山ギャラリー』は12/1(日)のオープンを予定しております。
アーネストが新たにご提案いたします空間を、ぜひご体感いただければと思います。


『アーネスト青山ギャラリー』についての詳細は近日中にブログにてご案内させていただきます。

ご期待ください!





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