施工に移ったこの段階で、作り手側の注意点とはどのようなことでしょうか?
この段階で必要なことは、施工図に基づく調和の追及です。
設計図面上で表現できなかった内容、収まり、
設計者の意図、クライアントの希望が最良に収まるように
緻密な感性を持って対処する工事監理が必要になってきます。
アーネストホームの建物はそれでなくても住宅としては特殊でありますから、
毎回毎回要求されるデザインは違ってきます。
各工事の職人さんたちの技能を最大限に発揮してもらえる
施工計画と監理が命となってきます。
図面に集約された内容、意図を人間の手で作り上げる
クラフトマンシップの発揮する場面であり、スーパーバイザーの任務となります。
昨年、アーネストホームはシステムの構築に力を注いでまいりました。
より高い水準の作品を生み出すために、
プロフェッショナルな業務体系を整え、
新規プロジェクト、アフターメンテナンス等の強化へ、
蓄積した経験を確実に次の技術に活かすため、
情報のデーター化を整備してまいりました。
また、遠隔から監理するための映像カメラシステムや、
テレビ会議の積極的な採用により、遠方の大規模な社屋ビル等の建築にも多数取り組み、
住宅以外の分野にも視野を広げてまいりました。
2007年はアメリカ、ポートランドでのプロジェクトも具体化し、
よりグローバルな発想で、新たなステージに向け、
さらに大きく羽ばたきたいと思います。
新しい年が皆様にとってよきお年でありますように。
平成十九年 元旦
アーネストホーム株式会社
株式会社アーネスト空間工房