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Vol.1 企業コンセプト1

  • 社長インタビュー
  • 2006年9月23日

高杉邸外観4.jpg

――まずアーネストホームのコンセプトをお聞かせください。
中心となっているのは、個人住宅の設計と施工になります(施工のみ地域限定)。
お客様の要求は千差万別で、個人個人がそれぞれ異なる世界観、人生観を持ってらっしゃいます。
それに応えられる組織でありたいと思っています。
それを提供できる組織がこれまでなかった。
小さい事務所レベルではやっていたことではあるのですが、
手法がまったく変わっていない世界だったんです。
当社では、それをひとりの設計者が作るのではなく、完全に分担、
分業化することでさまざまなニーズに応えられる組織にしました。それがもっとも大きな企業としての特色になると思います。


――作業の分担、分業化にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
まず、そうすることで単純に仕事量が増えますよね。
個人事務所ですと、年に5〜6棟ぐらいが限界なのですが、
当社では40〜50棟手がけています。
それにより、分担されたそれぞれの仕事能力が集積され、
事業としての効率化、蓄積で得たノウハウによる深みを出すことができます。
設計というものは、最初は独創的な人間の発想から始まるものです。
しかし住宅は、デザイン性と同時に生活のための機能性が両立し、
それが矛盾せずに成り立たせなければいけないものです。
ひとりの発想であると、デザイン性ばかり目立ってしまい、
機能的な欠陥が出てしまうことが多いんですよ。
住宅のコンセプトを絞って考えると、これはどうしても出てきてしまうものなんです。
そのときに、個人事務所であったりすると、なかなか客観視ができず、
批判的なものは出にくい環境になってしまいますよね。
それを当社の場合は、分業化することで回避するようにしています。
具体的には、最初に作る基本段階と、より具体的にお客様などと、
使い勝手を中心に打ち合わせをして仕上げていく段階を分離しています。
建築設計のベースとなる独創性、デザイン性を生み出す能力と、
打ち合わせをして多くの意見をまとめる能力と言うものを両立できる人というのは、
やはりなかなかいないんです。
そこを分業化することで、客観性を加えて両立させているわけです。
当社では設計部門だけでも、プレゼン時のプランを手がけるコンセプト・デザイナー、
お客様と詳細部分までプランを詰めていくディレクト・デザイナー、インテリア・デザイナー、家具設計者、
ビジュアルを提供するCGデザイナー、さらに施工に必要な実地段階では、
ディティーラー、構造、電気、空調、衛生など技術面のスタッフを中心とした実施設計などに分かれています。
そしてさらに、当社の場合は施工の部分も社内に部門として作ることで、
施工現場の意見を設計側にフィードバックしやすい環境を作りました。
設計と施工が完全に違う環境ですと、どうしても施工側は設計側の指示に従う形になりがちなんです。
当社の場合ですと、どちらも同じ会社の人間なので、現場で伺ったお客様の意見などから、
設計に改良を加える流れが非常にスムーズになっています。
これも分業化することで生まれたメリットの大きなひとつであると考えています。

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