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チビ太郎くん

  • かわいい家族
  • 2010年6月26日

ちび太郎.jpg
      
アーネストで建てられましたお客様のお宅に
伺った際に出会いましたかわいいご家族を
ご紹介いたします。
                 
profile
お名前 チビ太郎
犬種 ミニチュアダックスフンド
性別 男の子♂
年齢 8歳
           
ちび太郎03.jpg
           
子犬の頃、小柄であったためチビ太郎と
命名されたそうですが、「子犬だから小さ
く思えただけで当時からぽっちゃりの
兆しはあったのかも知れない」とご主人様。
            
ちび太郎01.jpg
移動はいつもお気に入りの愛車です。
犬種もミニチュアとスタンダードの中間の
ような珍しいサイズ感のチビ太郎くん。
              
ちび太郎04.jpg
           
性格は懐っこくて、何よりも奥様が大好きです。
少しでも放って置かれると愛車にあごを乗せて
スネてしまいます。飼い主でなくとも愛おしく
感じさせます。

        
ちび太郎02.jpg
最初はカメラのレンズに吠え続けたチビ太郎
くんも、すっかり慣れ、いくら接近しても動じま
せん。
               
ちび太郎07.jpg
チビ太郎くんが暮らす邸宅は、山の頂上の
立地で、眼下には市街地とオーシャンビュー
そして山の緑。恵まれた立地、最高の眺望を
活かすプランがどのように完成したか、今後の
ご報告をお待ちください。
            
お客様の大切なご家族の一員であるチビ太郎
くんがアーネストでの新たな暮らしを楽しんで
いてくれることを願っております。
         
          
お問い合わせ
アーネストアソシエイツ
東京都港区芝5-5-1
03-3769-3333
earnest@earnest.co.jp

ポーゲンポールジャパン株式会社 川島 東治社長 vol.4 趣味は結局コミュニケーション

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2010年6月23日

ながらくお付き合いをいただきましたブログ寄稿
も今回で最後となりました。「コミュニケーション」
をキーワードにとりとめのないことを書かせていた
だきましたが、硬い内容になってしまっていたの
ではとの反省を踏まえ、僭越ながら今回は私の
プライベート・ライフを紹介したいと思います。
         
私は何より人と接すること、いろいろと見聞きする
ことが好きです。ひとりでじっとしているというのは
仕事で黙々と作業を進めるときは別にして、性分
に合いません。妻の言葉を借りると「回遊魚」。酸
素を得るためにも常に動いていなければならない
のです。
         
私の休日はある意味、平日より忙しいかもしれま
せん。私の一番の趣味は何かと問われれば、実
益も兼ねるという点で「料理」を一番に挙げたいと
思います。今回はプライベートなことを述べようと
していますので、実益というのはキッチン販売を職
業にしているという意味ではなく、家族にとっても
有益であるという意味です。
             
休日の家での食事は、基本的に全て私が作りま
す。料理することが、その食材を買うために買い物
をするところから含めて、好きなんです。自宅の周
りには、自転車や歩いて廻れる範囲のスーパーが
4店と、いわゆる「市場」を含めた商店街がひとつあ
ります。運動不足を補うことを含め、これらを全て歩
いて廻ることから私の休日は始まります。
        
自家製パン.jpg
        
土曜や日曜の朝は可能な場合は前日に小麦粉を
こねるところから始まる自家製パン。サラダや即製
のツナ缶を使ったパテ、卵料理があって、冬には自
家製のハムも食卓へ。オレンジジュースとコーヒー
と一緒のヨーロピアンスタイルの朝食です。これが
済むとその日の昼食や夕食の献立を考えつつ、ス
ーパー廻りとなるのです。
            
ヨーロピアンスタイルの朝食.jpg
          
この土曜日は久しぶりに休日を取れたので、数
年ご無沙汰していた築地市場に行ってきました。
小売店ではなく、中卸店での買い物です。アイス
ボックスを肩に掛け、さながら「業者」の顔でマグ
ロやムール貝、ホヤなどを購入しました。この日
の夕食はムール貝のワイン蒸し、マグロのカルパ
ッチョ、パンはフォーカッチャというイタリアンメニュ
ー。ワインが進みます。ホヤは酢醤油で予め作っ
ておき、この料理を作っている最中、ちびちびとキ
ッチン・ドリンクを楽しむ私のためだけの肴です。
これが好きで料理を作っているかもしれません。
         
イタリアンメニューの夕食.jpg
        
料理以外に好きなことは運動すること。二男が
なぜ今さら、とも思いますが最近野球の楽しさ
を覚え、日曜日の午前は近くの運動場でキャッ
チボールやノックをすることが日課となりました。
          
近所の銭湯.jpg
       
日曜の午後はきっちり午後3時半から、近くの
銭湯へ必ず行きます。ここは世田谷区でも4軒
しかない温泉で、サウナ、ジェット風呂などもあ
り、私にとってはリラックスできる全てが完備さ
れている最高の施設です。午前中の運動で疲
れた筋肉を癒し、常連さんとの会話を楽しみま
す。汗をたくさん流して新陳代謝を促し、水も多
く摂るので血液も浄化された気分になります。
1時間半程度の入浴を終えると家路に急ぎ、乾
いた喉に冷たいビールを注ぎいれます。生きて
てよかったと実感できる瞬間ですね。
          
         * * *
長い休暇で旅行したり外食したりと非日常的な
休日を楽しむことも好きなのですが、日常として
の私の休日は仕事を一切考えない(これが一番
の「非日常」とも言えますが)、誰からの制約も
受けずに自分の欲求を満たすことのできる本当
に貴重な時間です。それが妻や子供たちのため
にもなり、自分の健康維持にもなり、さらに地域
とのコミュニケーションをも図られていることに私
自身も満足を感じています。
       
コミュニケーションとは、それを通して社会との
連鎖を再認識することでしょう。それを喜びと感
じるか、苦痛と感じるかで大きく二分されてしま
うようです。人は一般的に家族という最小単位
での社会生活があり、成長するに合わせて社
会が大きく膨らんでいきます。人間は結局ひと
りでは何もできないという根本的なことに思いを
馳せると、他を知り、己を知ってもらうことがいか
に大切なことかがわかります。
        
さて、私の寄稿は今回で終了です。ポーゲンポ
ールのキッチンは一部の限られた方々のみに
提供される商品ではありません。それぞれのラ
イフスタイルやご自分を取り巻く「社会」に、実り
あるコミュニケーションを創造し育む空間です。
       
「キッチンを進化させる」と会社を興した創業者
フレデミール・ポーゲンポールは、それを通して
本当に進化させたかったのは、希薄になること
で人間関係や社会を脅かすことになるかもかも
しれない「コミュニケーション」だったのでは、と
私はいつもの銭湯で温泉につかりながら考えた
のでした。
(了)
        
       
ポーゲンポール(poggenpohl)サイト

ポーゲンポールジャパン株式会社 川島 東治社長 vol.3 言語としてのポーゲンポール

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2010年6月14日

+INTEGRATION.jpg
+INTEGRATION(インテグレ
イションシリーズ)
キッチンや食器棚を壁に埋め込み
家屋との一体感・融合感を高め
ダイニングをより一層リビングへ
近づけた

             
小学2年生のあるとき、先生からの「やまびこはなぜ
起こるか」というクラスへの問いに、手を挙げた私が
自信満面に「ヤマビコという妖怪が人の真似をする
から」と答え、クラス全員から大笑いされたという悲し
い思い出があります。
             
そのほか多数の思い込みによる失敗から、数年前
他界した父親に「視野の狭い見方はするな」と常日
頃言われるようになり、それ以来この言葉が呪縛の
ように頭にこびりついています。私がこれまで様々な
仕事に携わる人生を送ってきたのも、ひょっとしてそ
のせいではないかと思うほどです。

やまびこ.jpg
佐脇嵩之『百怪図巻』より山びこ

子供ながらに考えたのは、ならばいろいろなことを経
験すればいい、ということでした。さらに尊敬していた
中学3年次の担任の先生が「一芸に秀でよ」と自筆さ
れた英和辞典を卒業時にくださり、英語が得意教科
であった私は英語もしくは外国語で身を立てることを
決心します。そのころ読んだ小田実の著書『なんでも
見てやろう』という本で海外で仕事をする自分を強烈
に意識することになります。
         
高校生になり、友人5人でそれぞれが別々の外国語
を覚えようという話が持ち上がりました。その当時NHK
のラジオ講座で英語のほか、フランス語、中国語、ス
ペイン語、イタリア語、ロシア語などあり、誰が一番長
く続けられるかという競争をしたのです。
             
私はスペイン語を選び、脱落していく友人を尻目に結
局1年続けました。スペイン語はいわゆるローマ字的
な発音で読みやすく、巻き舌の発音を覚えるとそれが
得意となって、面白く続けることができたのです。英
語と文法が全く違うのでその面白さもありました。
           
大学に入り第2外国語でスペイン語をと思っていたの
ですが、選択教科にはありませんでした。しかたなく
同じラテン系言語としてフランス語を選択したのです
が、スペイン語の基礎があったので当初はすらすらと
頭に入ってきたことを覚えています。
             
当時、その数年後社会人になってすぐパリで仕事を
することになるとは全く思いもよらなかったのです。
ましてや結婚し、3人の子供が現地で生まれ、フラン
スが第二の故郷ほどにもなるとは微塵にも想像して
いませんでした。そして人生の半分を費やして身に
ついたことが、後半に生かされていくことになります。
英語や他の外国語を学ぶことは、その文化や歴史を
学ぶことです。そのことが日本の理解をさらに深める
ことにもなります。
           
哲学にときどき引用されることに、「数人が同じものを
見ていたとしても、それは同じものではない」という命
題があります。これはいろいろな段階で議論があるの
ですが、言葉に関していえば、同じ「りんご」であって
も英語ではapple、フランス語ではpommeなどと、まず
呼び方が違います。また同じ言葉を使っていたとして
も、その人によってはイメージや意味合いが違う場合
もあります。
           
余談ですが、たまたま例として挙げたappleは、パイナ
ップルが「松(pine)ぼっくり」のような形のappleだから
そう命名されたとか、フランス語の芋はpomme de ter
reといって「土中のりんご」という意味だと知ると、感心
すると同時に外国人のものの見方、考え方などが見え
てきます。
          
上述した父親が言った意味は違うのですが、私には
それだけで視野が広がったような気がして、大げさで
すが救われたような気さえしたのです。しかし確かに
そのような勉強に没頭すると関連してさまざまなこと
を覚えるようになり、ひとつのことを多角的、多義的に
考える訓練となっていたことは事実でしょう。
              
言葉を人に置き換えても同じことです。その人にはそ
れまでの生い立ち、環境、考え方、つまり文化があり
それを理解し共感することがコミュニケーションの重要
な要素となります。単純な意思疎通ではそこまで踏み
込む必要はないのかもしれませんが、コミュニケーショ
ン・スキルという段階になると、お互いの文化をいかに
双方が理解しあえるかという領域に向かっていきます。
               
目指すべき満足度の高いコミュニケーションとは、単な
る言葉のキャッチボールではなく、双方のやり取りにお
いて僅かずつでも「高み」もしくは「深み」に導いていく
ことと私は思います。

       ***
         

「一芸に秀でる」ことと「視野を広くする」ことは、一見
対極的に思えます。しかし私はこう考えます。木の成
長は幹がどんどん太くなり、高く伸びていくことです。
必然として枝葉も増え、やがて大きな樹木となります。
基本となる幹が当初は偏狭な一芸だったとしても、続
けること、さらに没頭することで全体として広い視野が
形成されるのです。
            
言葉への執着が現在の私を形成していると言ってい
いでしょう。しかしポーゲンポールという会社に勤める
ことになったのは、英語を話すからとか、ヨーロッパ文
化を多少なりとも知っているからということではありま
せん。

ポーゲンポールのキッチンが私にとっての「言語」と考
えたからです。つまり、キッチンはキッチンのみにとど
まらず、人が成長するに欠かせない付加価値を多く有
していることに気づかされたということです。これが私
の集大成となるかどうかは神のみぞ知るですが、多角
的・多義的に物事を捉え真理・真実を探究する世界が
ポーゲンポールの一貫したコンセプトの中にあると私は
信じました。
                
ポーゲンポールを知ることがその人にとって少しでも新
しい「高み」、「深み」になることを心から願っています。
(了)

フレデミール・ポーゲンポール.jpg
創業者 フレデミール・ポーゲンポール


ポーゲンポール(poggenpohl)サイト


モダンリビングNO.191に掲載されました

  • 掲載のお知らせ
  • 2010年6月08日

アーネストアーキテクツ_ML191.jpg

モダンリビング JULY 2010 NO.191に掲載されました
             
リビングは家具をベージュとアクセント
カラーのモスグリーンで統一し、猫脚
のクラシックな風合いと重なり、エレガ
ントなテイストでまとめられました。
             
奥様が最もこだわったキッチン。
美しい鏡面とモールディングで重厚な
表情のクッチーナを使用しました。
ヨーロッパの貴族のように気高く
華やかな上質さが感じられます。
              
エントランスホールの吹き抜けには
繊細な表情のアイアンとワインレッドの
絨毯が優雅な螺旋階段。
天井にはバカラのシャンデリアが輝き
まるで映画のワンシーンのような
陰影のある空間。
                  
全体を通して、エレガントなディテール
が特徴的なお住まいですが、華美に
なりすぎず、飽きのこないデザインが
絶妙な、上質な邸宅となりました。
                  
是非、ご覧くださいませ。

(画像をクリックすると内容がご覧頂けます)
アーネストアーキテクツML191_1.jpg
                 
アーネストアーキテクツML191_2.jpg
                    
アーネストアーキテクツML191-3.jpg
           
            
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ポーゲンポールジャパン株式会社 川島 東治社長 vol.2 ポーゲンポールと函館

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2010年6月07日

アーネスとアーキテクツ_キッチン.JPG
「+SEGMENTO」(セグメントシリーズ)
         
私の出身地は北海道函館市です。株式会社ブランド
総合研究所が行っている「地域ブランド調査」(直近
の2009年調査)によれば、全国1000市区町村の中
で最も魅力的な町として第1位にランキングされまし
た。3年連続1位だった札幌市を抑えて初の第1位だ
そうで、素直に喜びたいと思います。
         
評価項目は63と多岐にわたり、回答者数も32,000人
といいますから信憑性は十分といえるでしょう。詳細
こちらを見ていただくとして、結果分析の中で私が
感じた点を少し述べたいと思います。
          
主要な評価項目を見ると、函館市は「魅力度」で1位
になったものの、「認知度」、「情報接触度」、「居住
意欲」、「訪問率」ではベスト5に入っていません。
「観光意欲」で2位、「産品購入意欲(食品)」で3位に
はなっています。
            
ここからは私の分析と意見です。函館市に対し「魅力
的ではない」と回答したのはたったの1.4%だったそう
です。ランキング2位の札幌市には3.9%が「魅力的で
はない」と答えています。認知度や訪問率では上位で
ない函館市が魅力的というのは、まだ訪れていない
人の想像やイメージがかなりポジティブであるというこ
とでしょう。
             
私がもし函館市長でしたら、この結果に喜ぶよりも大
変なことになったぞという思いのほうが強くなると思い
ます。つまり、函館を「体験」していない多くの方々の
憧れにも似た期待が大きく得点を伸ばしてしまったの
で、当地を訪れ、もし失望感を感じてしまったらそれは
倍返し的に大きくなるからです。
              
これは企業のブランドについても似たようなことがいえ
ます。
             
ある高いブランド商品について、実際に購入しユーザ
ーとなった人の口コミや各種メディアでの露出や喧伝
などから、まだ購入していない人は大きな期待と夢を
抱きます。そしてやっと購入できることとなり喜びも最
高潮の瞬間、店員の対応の悪さやショーケースの汚
れなどに気がつきます。手にした商品は紛れもなく憧
れの品なのですが、それ以外のところで自分の抱い
ていたブランドイメージにケチがついてしまうのです。
             
私たちポーゲンポールは世界一のキッチン・ブランド
という自負を持ってお客様に接しています。またお客
様もポーゲンポールのユーザー、オーナーとなること
に憧れを抱いてくださっています。ありがたいことに、
専門家を含めた多数の方々から弊社のショールーム
に高い評価を頂戴しています。しかし、折角そうなの
に、私たち社員の対応やディスプレイ商品の見せ方
などでお客様のイメージを変えてしまうリスクがありま
す。これは本当に怖いことです。
              
人はその印象の80%は視覚から得るという報告があ
ります。そこでもし印象を悪くしてしまったら、残りの20
%で挽回を図らなくてはなりません。それがコミュニケ
ーションです。
             
たった20%分しかないコミュニケーションで挽回できる
のか、との問いには即座にできますと答えます。それが
可能なのがコミュニケーションスキルと呼ばれるものな
のです。目で見た印象というのは確かめようのないもの
で、実は本人もそれが事実かどうか疑っています。その
疑心暗鬼に救いの手(双方にとって)を差し伸べることが
できるのは、十分に配慮されたコミュニケーションしかあ
りません。
             
企業は人なり、というのは真実です。いちセールスマン
の魅力度が傷ついた商品や企業のブランド全体を救う
ことさえあります。私たちは見られることを意識しつつ、
挽回のためのコミュニケーションスキル向上に努めなく
てはなりません。

            ***
          
ポーゲンポールの日本での知名度や認知度は他国
ほど高くありません。他の輸入キッチンブランドにもい
えますが、これは日本において、キッチンとは住宅設
備のひとつに過ぎず、家やマンションを購入すると既
にあるもの、という考えが根付いており、オーダーメイ
ドという観念がほとんどないことが原因だと思っていま
す。
            
しかし、近年どうでしょうか。キッチンを家具、インテリア
自分の好きなデザインを選べるもの、という考え方が
広がっていませんでしょうか。弊社直営店が進出した
ひとつの理由は、このような変化が現れた日本に大き
な期待を寄せているからです。
            
ドイツ版ビジネス・ウィーク誌でキッチン業界にてトップ
ブランドに認定されたポーゲンポール。その同じ年の
昨年、地域ブランド調査でトップとなった函館市。
やるしかないべさ。
(了)
           
              
アーネストアーキテクツ_hakodate.jpg
函館山から見る、扇形に広がる函館市
               
アーネストアーキテクツ_Toji_as_President.jpg
ドイツの新聞に掲載されたグランドオープン(今年3月10日)
のテープカットの様子。 右から、ポーゲンポール本社
デュフナー社長、川島、スタンツェル駐日ドイツ大使
ポーゲンポール本社ギル・グローバルリテール統括役員

           
             
ポーゲンポール(poggenpohl)サイト

アーネストアーキテクツWEBサイト GALLERY更新しました

  • ABOUT US
  • 2010年6月04日

Rの壁の家.jpg
             
アーネストアーキテクツのWEBサイト GALLERY作品事例
"Rの壁の家"が追加されました。
       
土地の形は道路沿いの東側から見て逆L字型。
その逆L字の底辺にあたる西側が面しているのは
緑が豊かな公園という立地条件を最大限に生かし
た住宅です。       
内包された空間への導入としてファサードのアクセ
ントに用いた3次曲面が、玄関を開けるとドーム型
のアールを描いた壁としてインパクトとなり、アプロ
ーチから続く2層吹き抜けのエントランスが伸びて
いきます。歩みを進めるとトップライトからの光を感
じ、視線のその先のリビング、さらに開口の向こう
の木々の緑へと心地よく抜けていきます。
           
建物全体において素材を効果的に用いることで
リズムをつけています。
エントランスは打放しコンクリートの3次元曲線の壁
に対し、床は無垢のウォールナットを採用。リビング
は一面安山岩を採用し表情豊かな存在感の効果で
対面のガラスを美しく演出します。こうして素材のコ
ントラストをつけることで、それぞれの素材の良さを
際立たせました。
モダンリビングNO.190にも掲載されています。)
        
Rの壁の家一覧.jpg
             
アーネストアーキテクツWEBサイトでは画像が
大きくご覧いただけます。
アーネストアーキテクツWEBサイトへ
http://earnest-arch.jp

        
GALLERY作品事例では他にも多数の
邸宅をご覧頂けます。
               
アーネストアーキテクツギャラリー.jpg
         
         
是非、様々な可能性をご覧下さい。
GALLERY作品事例へ
http://www.earnest-arch.jp/gallery/index.html

           
         
お問い合わせ
アーネストアソシエイツ
東京都港区芝5-5-1
03-3769-3333
earnest@earnest.co.jp

ポーゲンポールジャパン株式会社 川島 東治社長 vol.1 コミュニケーション・キッチン

  • アーネストコラム「酒酒落落」
  • 2010年6月03日

+ARTESIO.jpg
「+ARTESIO」(アルテジオ)
               
これから4回にわたりアーネストブログに寄稿すること
となりました、ポーゲンポール ジャパン株式会社代表
の川島と申します。
              
まずは自己紹介としまして、弊社が初めて立ち上げた
日本法人の代表に私が就任した経緯をお話しさせて
いただきます。
       
事実は小説より奇なり、こんなこともあるのです。
               
一昨年の7月、当時、観葉植物販売会社の営業担当
役員を務めていた私は東京ビッグサイトに出展してい
ました。最終日、もうすぐ終了となる時間に一人の外
国人が歩いているのを見かけ声をかけたのです。
               
私はフランスに都合11年住んでいました。その外国人
は小柄でフランス人のような風貌でもあったので、久し
ぶりにフランス語で会話ができればと思った程度でした。
実は彼はイギリス人だったのですが、欧州に進出した
い日本企業と日本に進出したい欧州企業向けのコンサ
ルタントということでした。私はオフィス向けに意匠性高
い鉢植えレンタルの受注営業を行っていたので、彼の
手がけた在京外資系企業向けにと期待したのです。
        
それから2ヵ月後、彼から連絡があり、初めてポーゲン
ポールジャパン設立計画の話を聞きました。私が日本
法人の代表者候補ということになっているといいます。
実は今、全世界のポーゲンポール直営店統括役員が
来日しているので、すぐに会ってほしいとのこと。
              
結局その役員から多くの宿題を出され、数週間後の彼
の来日時にプレゼンを行なうこととなりました。そして最
終候補者となり、社長との最終面談のためドイツ本社
へ飛び、結果、2008年12月をもって採用され入社した
というわけです。
               
採用の理由はコミュニケーション能力、とのこと。キッチ
ン業界での経験の有無は問わないといいます。このコ
ミュニケーションという言葉は、私の人生においてもキー
ワードともいえるもので、これはキッチン販売に限らず人
間の生活全般にかかわる重要なアイテムであると再認
識したしだいです。
         
            ***    
          
コミュニケーションとは「意思疎通」のことです。それに
わざわざ「スキル」とか「能力」とかを加えてひとつの
技能として扱っているということは、裏を返せば、うま
く意思疎通ができない人たちがいるということです。
              
その基礎となるのが、一般的に言って、生まれてから
育つ過程で常に同居している家族間のコミュニケーシ
ョンではないでしょうか。愛情を持って相手の話を聞き
いろいろな意見交換や問題解決を行いながら信頼とい
う絆を築いていきます。人間にとって必要不可欠な意
思疎通の根本や、それを技能というレベルに押し上げ
る基礎もやはり家庭にあるというのが私の持論です。
            
さて、kitchenは英語ですが、その語源はラテン語の
coquinaで、「一緒に火を使うところ」という意味だそう
です。また、日本語の台所の語源は平安時代にあっ
た「台盤」という、食べ物をのせる脚付きの台という説
や、女性体内の器官である「胎盤」であるとの説もあ
るそうです。
                 
調べてみますと、人類の竪穴式住居時代の「キッチ
ン」は住居の中央にあり、直火で加熱調理を行ってい
たそうなのですが(つまりcoquinaです)、排煙口が中
央の高い場所にあったために衛生上の問題が生じ、
キッチンは住居の端に押しやられ、さらに別室となった
というのです。
                
しかし現代ではそのような衛生面での心配はありま
せん。はるか昔のようにキッチンが家の中心にあっ
ても問題ないのです。昨今のネガティブな社会現象
の原因を考えると、コミュニケーションの場となるキッ
チンはむしろ中心に位置付けたほうがいいかもしれ
ません。
               
日本における台所の語源が「胎盤」だったとすれば
母親が胎児にへその緒を通して栄養や酸素を与え
るこの器官をイメージしたことに大きな感動を覚えま
す。まさに胎盤(台所)は、一番安心できる母体(家)
にあって、胎児(子供)が外界(社会)に出るまで十
分に育むための、空間と機能を持っているのです。
仮に真実の語源ではなくとも、台所が本来持ってい
る役割を胎盤に例えることに大きな意義を感じます。
           
冒頭の写真は弊社がこの春のユーロ・クッチーナ(ミ
ラノ家具国際展示会にて2年ごとに開催されるキッチ
ン国際展示会)で弊社が新しく発表した「+ARTESIO」
(アルテジオ)というキッチンです。
                
弊社の創業者フレデミール・ポーゲンポールが118年
前、「キッチンを進化させる」とスローガンを掲げ、以来
弊社は一貫してキッチンは家の中のソーシャル・セン
ターであるというコンセプトを訴えてきました。この
+ARTESIOはセンターというより、とうとう屋根まで持
った家そのものとも思えるキッチンですが、根底に流れ
る考えは家族や仲間とのコミュニケーション・センター
である、ということです。
(了)
                     
ハ゛ト.jpg
【バドザルツフレン市場】
ここは弊社本社と工場のあるヘルフォート(Herford)から
少し離れたところで、他国のポーゲンポール社員が定宿
としているホテルのある町です。ここに肉、魚、野菜の市
場が週末に立ちます。

               
公園の~1.JPG
【公園の新緑】
同じくバドザルツフレンにある公園です。
今の季節はとても 新緑が濃く、市民の
憩いとなっているところです。

                    
研修調~1.JPG
【研修調理】
これは弊社の社員を連れて本社研修
した際、実際に料理を してみたときの
ものです。左端が私です。

          
            
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